アルコール消毒液がないときにできる新型コロナ対策

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには、国民1人1人が対策を行うことが大切です。とはいえ、ドラッグストアに行ってもアルコール消毒液が購入できずに困っている方も多いかもしれません。ここでは、アルコール消毒液がないときにできる新型コロナ対策をご紹介します。

品薄状態が続くアルコール消毒液

新型コロナウイルスが蔓延し始めてから全国各地でマスクが売り切れるようになり、最近では手作りマスクを付ける人も多くなっています。そして、品薄状態が続いているのはアルコール消毒液も同様です。ウイルスはどこに付着しているか分からないため、アルコール消毒液を使えないことで不安を覚える方も多いことでしょう。
しかし、アルコール消毒液がなくても新型コロナ対策は十分可能です。基本をしっかりと押さえることで、効果的に感染対策ができますよ。

新型コロナ対策①　手洗い
感染予防の基本中の基本は、やはり手洗いです。丁寧に手洗いを行えば、手に付着しているウイルスを十分に除去することができます。手洗いをしなかった場合に手に約100万個のウイルスが付着しているとすれば、せっけんやハンドソープで10秒もみ洗いした後に流水で15秒すすぐと、ウイルスの数は約数十個まで減るといわれています。さらに手洗いを2回繰り返すと、ウイルスの数は約数個になります。小まめに手洗いを行えば、アルコール消毒液がなくても手に付いたウイルスについて心配する必要はないといえるでしょう。
手洗いするときのポイントは、指先や爪の間、手首などの見逃しやすい箇所もしっかりと洗うことです。また、手洗い後は清潔なタオルやペーパータオルでよく乾かしましょう。このとき、公共施設のトイレに設置されているエアドライヤーを使用するとウイルスをまき散らしてしまう恐れがあるので、極力使わないようにしてください。

新型コロナ対策②　熱水
家庭内での感染を防ぐためには、家族が使う食器を常に清潔な状態にしておく必要があります。この際に有効な方法の1つが、熱水消毒です。食器やお箸などを80℃の熱水に10分間さらすだけで消毒ができるので、定期的に行うといいでしょう。熱水消毒を使用する際には、やけどには十分に気を付けてください。

新型コロナ対策③　塩素系漂白剤
家の中で感染が起こりやすいのは、手すりやドアノブなどのよく触れる箇所です。これらの箇所を消毒する際には、塩素系漂白剤（次亜塩素酸ナトリウム）を使用するといいでしょう。自宅にハイターやブリーチなどがあれば、それらを使って簡単にウイルス除去のための消毒液を作ることができます。
塩素系漂白剤を使用して消毒液を作る際には、濃度が0.05％以上になるように調整しましょう。花王のハイターやキッチンハイターであれば、水1Lに付属のキャップ1杯（25mL）を入れます。カネヨ石鹸のカネヨブリーチやカネヨキッチンブリーチであれば、水1Lに付属のキャップ1/2杯（10mL）を入れると丁度良い濃度になります。このように適切な希釈割合は商品によって異なるので、濃度に合わせて薄めるようにしてください。
なお、塩素系漂白剤で消毒する際にはいくつかの注意点があります。消毒液を作るときには必ず家庭用手袋を着用し、窓を開けて換気をしましょう。また他の薬品を混ぜると有毒ガスが発生する可能性があるので、絶対にやめましょう。商品には使用上の注意が記載されているので、使用前に必ず確認してから使用するようにしてください。

アルコール消毒液の類似品に注意

アルコール消毒液が品薄状態になっている現状では、アルコールと聞いただけで飛びついてしまう人も少なくありません。しかし、アルコール消毒液には類似品もあるので十分に注意が必要です。類似品にはアルコール消毒液のような効果は期待できず、しっかり対策をしていたのに感染してしまった、という最悪の事態に陥りかねません。
アルコール消毒液を使用するにあたって知っておかなければいけないのは、アルコール濃度は70％～80％が最も適しているということです。厚生労働省のホームページでも、「アルコール消毒液（70％）などで感染力を失うことが知られています」とはっきりと記載されています。
しかし、通販などで販売されているアルコール商品の中にはアルコール濃度の記載がないものが少なくありません。この場合は、アルコール濃度が70％以下である可能性があると考えられます。アルコール消毒液を購入する際には、必ず濃度を確認するようにしてください。

万全な新型コロナ対策を

新型コロナウイルスの感染が拡大すると、日本でも医療崩壊を招いてしまう可能性があります。さらに、緊急事態宣言が長期化すると経済的なダメージも大きくなります。日本を守るためには、私たち1人1人が意識的に新型コロナ対策に取り組まなければいけません。
手洗い、熱水、塩素系漂白剤での対策を行うことで、新型コロナの感染リスクを大きく低減することができます。アルコール消毒液が手に入らずに困っているという方は、ぜひ今日からでもこれらの対策を実践してはいかがでしょうか。

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監修者

福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。