浄水器から水漏れした時はどうすればいい？原因と対処方法を解説

毎日使っている浄水器からポタポタと水が落ちてきた場合、どの部品に触れていいのか迷ってしまうのではないでしょうか。水漏れ原因がハッキリしなければ対処することもできません。この記事では、浄水器から水漏れした際の原因や種類ごとの解決策を徹底解説します。最後まで読んで、突然のトラブルに備えましょう。

浄水器の種類

浄水器は主に2つのタイプに分類できます。

蛇口直結型浄水器

名前の通り、蛇口に直接取り付けるタイプの浄水器です。簡単に付けられるため、多くの家庭で使用されています。値段が安価なので手軽に購入できますが、ろ過できる水量が少なく、定期的なフィルター交換が必要になるでしょう。

ビルトイン型浄水器

ビルトイン型浄水器とは、キッチンシンク下に設置するタイプの浄水器です。浄水器本体が外から見えないので、シンク周りをスッキリ見せます。キッチンを広く使えるというメリットもあります。ろ過能力が高いフィルターを使用しているため、不純物をしっかり取り除きキレイな水を出してくれるでしょう。ただし、取り付け工事が必要になるため、費用は高くなります。

浄水器の水漏れ原因とは

浄水器の水漏れ原因は、タイプごとによって異なります。以下で、タイプ別にどのような水漏れ原因があるのかを取り上げます。

蛇口直結型浄水器の水漏れ原因

蛇口直結型浄水器の水漏れ原因のひとつは、浄水器の取り付けリングやコックの締まりの悪さです。時間の経過とともに起こりやすい症状で、蛇口と浄水器の隙間から水がポタポタと水漏れしてきます。また、浄水器の接合部に付着しているパッキンが劣化した場合にも、水漏れすることがあります。内部に付着しているパッキンは、消耗品です。時間と共にサビや劣化が出てきた場合には、水漏れすることが考えられます。加えて、カートリッジの中に不純物が蓄積したり、浄水器本体にヒビが入ることも水漏れ原因に繋がります。

ビルトイン型浄水器の水漏れ原因

ビルトイン型浄水器の水漏れ原因のひとつは、カートリッジの消耗です。蛇口直結型浄水器と同様、不純物がカートリッジ内に不純物が溜まると、目詰まりを起こし水漏れしてしまうことがあり得ます。また、カートリッジを新品に交換する時も、圧力の変化で水漏れを起こす可能性があるでしょう。加えて、蛇口部分から水漏れがしている場合は、スピンドルなどパーツの劣化が疑われます。

種類ごとの対処方法

上記で説明したように、浄水器のタイプによって水漏れ原因は異なります。そのため、自分が使っている浄水器の対処方法を知っておく必要があるでしょう。以下では、種類別の対処方法を詳しく紹介します。

蛇口直結型型浄水器から水漏れした時の対処法

蛇口直結型浄水器から水漏れが起きた場合、上記で取り上げたどの原因に当てはまるかチェックしてください。取り付けリングやコックの締まりが原因の場合は、浄水器を取り付け直すだけで水漏れは解消します。締め直す際には、取り付けリングやコックが割れていないかもチェックしておきましょう。パッキンが劣化しているときには、新しいパッキンに交換することで解決します。カートリッジの詰まりが気になってきた場合は、交換時期が近づいている可能性が高いでしょう。早めに新しいカートリッジに交換してください。

ビルトイン型浄水器から水漏れした時の対処法

ビルトイン型浄水器から水漏れした場合は、カートリッジの使用期限を確認してください。カートリッジの使用期限は約1年になっているため、放っておくと目詰まりを起こしてしまうこともあります。できるだけ早めに交換して水漏れを未然に予防しましょう。カートリッジ交換は素人では難しい作業になるので、業者に依頼することがおすすめです。カートリッジを交換しても水漏れが直らない場合は、スピンドルを交換してください。まずは、止水栓を閉めて、蛇口のレバーにあるキャップを外します。続いて、ビスを緩めてレバーを取り外し、内部のロックナットも外してください。その後、新しいスピンドルに交換して、ロックナットとレバーを取り付けます。スピンドルとレバーの向きには十分注意しましょう。最後にキャップを戻し、止水栓を開いて完了となります。

浄水器から水漏れした時の修理費用

浄水器から水漏れした際、修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。水漏れの程度にもよりますが、多くの場合は10,000〜15,000円程度で交換できます。部品交換だけで済む場合は、自分で修理することも可能です。部品は、ホームセンターなどで1,000円ほどで入手できるでしょう。ただし、ビルトイン型浄水器から水漏れ場合は、修理費が高額になる可能性が高いです。浄水器の種類にもよりますが、70,000〜10,000円程かかります。取り付けが難しいので自分で作業しないように注意してください。

業者に依頼した方がいいケースとは

浄水器から水漏れは、自分で対処することもできますが、業者に依頼した方が良いケースも数多く見られます。どのような時に業者に依頼できるかを以下で取り上げます。

蛇口から水が噴き出る

蛇口をしっかり閉めても水が出てくる場合、蛇口が劣化しているのかもしれません。水漏れ原因は浄水器ではなく、水栓にあると言えるでしょう。水道の元栓を閉めた上で、水道業者に依頼することがおすすめです。根本的な原因を見つけて解決してくれます。

築年数が経過した住宅

建築年数が過ぎている比較的古い住宅では、水道管本体が腐食して水漏れを起こしてしまうことがあり得ます。蛇口を閉めても水が出てきたり、水漏れ原因が見つからない場合は、水道管の損傷が原因かもしれません。素人では、作業することはできないため、すぐに水道業者を呼んで対処してもらってください。

修理やDIYが苦手

水回りの修理やDIYに自信がない方も多いでしょう。お金を節約しようとして自分でどうにかしようしても、結果的に水漏れを悪化させてしまうかもしれません。DIY作業に慣れていないと、部品交換する際に間違った物をつけてしまったり、部品をなくすこともあり得ます。無理になんとかするのではなく、早めに水道業者に依頼する方が良いでしょう。

水道業者を選ぶポイント

水道業者に修理を依頼する場合、以下のポイントを押さえておきましょう。

無料で現地調査してくれる

浄水器の修理や工事に取り掛かる前に、無料で水漏れ調査してくれるかチェックしましょう。水漏れ現場を見た後に見積もりしてもらうと、状況を細かく把握できるため安心です。業者を決定する前に、確認しておきましょう。

実績がある

実績がある水道業者を選ぶと、安心して修理を任せられます。水道業者のホームページを見て、実績件数や口コミ、作業内容を確認して信頼できる業者にお願いするようにしましょう。

まとめ

浄水器から水漏れした時には、慌てず、何が原因で水漏れしているかを確かめるようにしてください。浄水器は蛇口直結型とビルトイン型の2種類あるため、対処方法もそれぞれ異なります。自分で解決できない時は、無理をせずに水道業者に依頼し水漏れに対処していきましょう。

関連記事

混合栓のパッキンは定期的に交換が必要？交換が必要な理由と交換方法を解説

排水トラップとは？種類や仕組みを分かりやすく解説

外の止水栓はどこにある？場所や種類、止水栓の閉止方法をご紹介！

監修者

主任

福田 武士

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。