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水のコラム

キッチンの排水口つまりの原因と排水口の仕組み・対処法

2023年09月27日 キッチン

キッチンの排水口は洗い物を行う際に欠かせない設備です。水を流すと、排水トラップや排水ホースを伝って下水管へと流れていきます。

しかし、何らかの原因で排水設備がつまってしまうと水はスムーズに流れていかず、排水口から逆流してシンクに汚水が溜まったり、最悪の場合は溢れ出してきたりするおそれもあります。

ここでは、キッチンの排水口がつまってしまう原因を詳しく紹介しながら、対策方法や予防方法を詳しく紹介していきます。排水口の仕組みを知って、悪臭やつまりを防ぎましょう。

キッチンの排水口の仕組み

キッチンには、シンクの中央部分に排水口が取り付けられています。排水口を上から見ると平たい形状の穴ですが、横から見ると立体的な構造をしています。

【排水口の構造】

  • ・フタ
  • ・ゴムフタ
  • ・カゴ(皿/バスケット)
  • ・ワン
  • ・トラップ
  • ・排水ホース

※各部の名称は製品によって異なります。

上から見るとシンプルに見える排水口ですが、排水ホースの入口にワンやフタを被せて臭いを防ぎ、食べ物や汚れがつまりにくく洗い物がスムーズに行えるように工夫されています。

排水口を上から見たとき、一番手前にはフタが取り付けられています。その次にカゴからの臭いを防ぐゴムフタが被せられ、その下にゴミを受けるカゴがあり、これらはすべてトラップと呼ばれる構造の上に設置されています。

カゴのすぐ下には、トラップの上に被せるためのワン(椀)が設置されています。これは、トラップの先が排水ホースになっており汚水の臭いが常に充満しているため、キッチンに汚水の臭いが上がってこないように被せられているものです。また、食材や小さな物が誤って排水管の中に落ちていかないようにする役割もあります。

ワンの下には水が溜められており、封水(ふうすい)と呼ばれています。水道から流れていった水の一部をトラップの中に残すことで、害虫や害獣がキッチンに上がってこないように封をする役割があります。

封水が溜まる空洞部分は「(排水)トラップ」と呼ばれています。トラップの中には排水ホースの一部が突き出し、その周辺を封水で満たして悪臭や虫の侵入を防いでいます。

キッチンの排水口がつまる原因

キッチンの排水口は、油汚れや洗剤、食材のかすが堆積してつまりが発生しやすくなります。つまりの原因となるものについて、それぞれ詳しくみていきましょう。

原因①油汚れ

キッチンの排水口づまりを引き起こす原因の一つとして、油汚れが挙げられます。

調理中に残ったサラダ油や天ぷら油を直接捨てるのはもちろん、カップラーメンや油を使ったメニューの残り汁を捨ててしまうと、油が排水ホースの中で冷えて固まり、管の内部に付着してこびりついてしまうのです。

油汚れは洗剤で落としやすい印象がありますが、排水ホースや排水管の中で自動的に洗剤と混ざり合うことはないため、油のみが冷やされて固まってしまいます。

狭まった管の中を食べ物のかすが通り抜けようとして、カーブになった部分で塞がるなどして、つまりが発生します。

原因②洗剤やせっけんかすの汚れ

洗剤やせっけんかすが固まって流れていくと、油汚れと同じくつまりの原因になります。きちんと溶かした状態で流せばつまる心配はありませんが、部分的に固まったものを流すことで排水ホース内に堆積し、内部を狭めて水を流れにくくします。

現在では液体洗剤が一般的に使用されているため、洗剤やせっけんによる塊だけがつまりの原因になるケースはあまり多くありません。

しかし、食べ物のかすや油汚れがすでに堆積した状態では、ちょっとしたせっけんかすや洗剤の塊もつまりの原因になってしまうのです。

原因③食材のかすやぬめり

食材の切れ端・筋・かす・食べ残しはいずれもつまりの原因になります。そのまま流すのはもちろん、排水口のカゴ内に溜めたままにしていると、水を流したときに目の間からすり抜けて流れてしまう可能性があります。

カゴをすり抜けたものは一度排水トラップ内に留まるため、ワンで蓋をしていれば排水ホースに流れ込む心配はありません。

しかし、掃除のときに封水によってせき止められていた食べかすがうっかり排水ホースに流れ込んでしまい、つまりの原因になる場合があります。

カゴの中の食べかすや排水口に流された汁を餌として繁殖した雑菌は、ぬめりを引き起こします。これらのぬめりも清掃せず放置していると、一定量の塊となって排水口内に溜まっていき、排水ホースの中にも付着してしまいます。

ぬめりの大繁殖で狭くなった排水ホースは非常につまりやすくなっているため、食材のかすと同様にこまめに手入れし、その場に残さないようにしましょう。

原因④固形の異物

コンソメキューブやコーヒー用のミルクなど、手に収まる小さなサイズの物は取り扱いに注意が必要です。排水口を清掃中にうっかり取り落としてしまい、管の中につまって取れなくなるというトラブルの原因になるためです。

油汚れや洗剤の塊は少しずつ堆積してつまりを引き起こしますが、固形の異物は1個だけでもつまりの原因になります。排水口はフタをしっかりと被せた状態で、シンクの周りには小物を置かないように注意が必要です。

キッチンの排水口づまりが発生する箇所

キッチンの排水口がつまったときは、排水トラップ・排水ホース・排水管や排水桝のいずれかに原因があると考えられます。ここからはつまりが発生する場所ごとの特徴をみていきましょう。

排水トラップ

排水トラップは排水口の奥に開けられた穴で、水が溜まるスペースになっています。トラップの中には排水ホースが突き出しており、その穴をワンで覆っています。排水口から流された水を一時的に溜めて「封」をしています。

トラップ周辺は水が常に存在しているため、カビやぬめりが発生しやすく不衛生になりやすいポイントです。汚れを放置していると雑菌がどんどん繁殖して内側にこびりつき、塊が発生してつまりの原因になったり、排水ホースにものがつまったりするおそれがあります。

トラップ部分は常に水で満たされており、外からでも目視で確認ができるので、つまりが起きても取り除きやすい場所です。急に水の流れが悪くなったときは、まずこの排水トラップをよく確認して掃除をしてから、再度水の流れを目視で確認してください。

排水口の掃除では食材のかすやその他の固形物が挟まっていないかをチェックし、ワン(椀)の中の汚れやぬめりも取り除くようにしましょう。

排水ホース

排水ホースは、トラップの先に繋がっているホースです。キッチンのシンクから下に伸びて、屋外の排水管へと繋がっています。

一般家庭用の排水ホースは内径が狭く、汚れが堆積するとすぐにものがつまってしまいます。曲がった形状のホースは、カーブ部分につまりが発生してそこを中心に水が逆流するケースが多くみられます。

ホース内のつまりは目視ではわからないため、油や洗剤の塊を直接流さないように注意が必要です。それでもつまってしまった場合は、プロの水道業者に清掃やつまりの除去を依頼してください。

排水管・排水桝

排水ホースの先には、排水管が通っています。屋内から屋外へと至る排水管にもつまりが発生する場合があるため、つまりの場所が室内に見当たらなければ、排水管や排水桝(ます)に問題が起きていると考えられます。

屋外の排水管は複数の建物からそれぞれ伸びていますが、これらを接続して合流させるものが「排水桝(汚水桝)」です。

排水桝は排水管の点検口としての役割があり、配管内に泥などが流れ込まないように、勾配が変化する地点に設けられています。普段はフタで覆われていますが、フタを取り外すと中の状況が確認できるようになっています。

排水桝の中は排水管から流れてきた水が溜まっていますが、水の流れがあるかぎり桝の中に留まり続けることはありません。流れていった汚水は建物の外へ出ていき、下水管へと流れ出て他の建物から出た汚水と合流します。

排水管内にもつまりの原因が見つけられないときは、排水桝までつまったものが流れていっている可能性があります。油汚れが排水ホース・排水管を流れていき、どんどん冷やされて固まった結果、排水桝につまって発見されたという事例も報告されています。

キッチンの排水口がつまったときの対処法

キッチンの排水口がつまったときは、何がつまったかがわからない場合があります。つまっているものを把握する前に、どこで問題が起きているかを予測しながら対応することが大切です。

①排水トラップに原因がある場合

排水トラップに原因があるつまり、掃除・ネット交換をそれぞれ行いましょう。頻度としては1週間に1回程度が理想的です。

カゴの中に食べ物の残りや食べかすが残っていると。すき間から少しずつ排水トラップの中にものが落ちていき、つまりの原因になるため注意が必要です。

排水トラップ周りを掃除する

排水口まわりの掃除をするときは、必ずカゴを取り除いて中の排水トラップもチェックしましょう。トラップの周辺は食べかすや食材のくずが入り込まないように清掃してください。ワンの中や周辺も含めて定期的なチェックと掃除を行いましょう。

食べかすや食材のくずをそのままにしていると、水の流れとともに排水ホースの中に流れ込んでしまい、つまりの原因になるおそれがあります。

また、ぬめりが発生したときは放置をしないように注意しましょう。どんどん増えて塊になり、その塊が原因でつまりを起こしてしまうため、早めにこすり落として清潔さを保つようにしてください。

排水トラップの底にもぬめりや汚れが蓄積するので、こすり落としや薬剤による洗浄が必要です。汚れたまま放置しないように心がけることで、つまりを効果的に予防できます。

ネットを交換する

カゴにネットをかければ、排水トラップから排水口にかけて食べかす汚れを流さないように予防ができます。カゴのサイズ(深型か浅型か)に合うネットを購入し、上から底までを覆うようにして被せておきましょう。

被せたネットに洗い物で出た食べ物のかすや油分が付着するので、排水トラップ内と封水を清潔に保てます。網目が荒く心配なときはネットを二重にかけるか、こまめに交換を行いましょう。

ただし、油については液状のため、ネットだけでは吸収しきれず流れていってしまいます。油を含む汁は流さずに紙に吸収させて廃棄するようにしてください。

②排水ホースに原因がある場合

次に、排水ホースにつまりの原因がある場合についてみていきましょう。排水ホースは排水管に繋がっている管で、一般家庭用のものは内径が細いため、ものがつまりやすくなっています。

水のゴボゴボという音・排水口への水の逆流・その他のつまりが起きたときは排水トラップを確認し、そこに問題がなければ排水ホース内に何らかのトラブルが起きていると考えられます。

ホース内は入口以外ほとんど目視ができないため、つまっている物が見えないほど奥に入ったときは水道業者に相談するか、以下の方法を順に試してみてください。

ラバーカップを使う

先端に半円状のゴム球が付いているラバーカップは、トイレのつまりに使われるアイテムですが、キッチンのつまりにも一定の効果を発揮してくれます。

排水口全体を覆えるサイズのラバーカップを用意してください。排水口のフタを外し、カゴだけが収納されている状態で上からラバーカップを排水口全体に押し当てます。カゴが邪魔な場合は外した状態でも可能です。

次に、押し当てたラバーカップを何度か手前に引きます。押して引く動作を何度も繰り返し、変化があるか様子を見てください。

ラバーカップがなければ、ペットボトルでも代用できます。ラバーカップの代わりには柔らかい素材のものを使ってください。カゴを外して排水トラップを露出させ、飲み口部分を排水口の内部へ垂直に差し込みます。

そのまま差し込めるところまで入れてペットボトル本体を排水口にすき間なく密着させ、密着した状態でペットボトルの脇腹を繰り返し押してください。密着させながら何度も押すことで、ラバーカップと同じように内部に圧力をかけられます。

真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも強力に圧力をかけたい状況で役に立つアイテムです。ただし、老朽化した排水ホースには向いていないため注意が必要です。

真空式パイプクリーナーは基本的にラバーカップと同じ構造で、先端を排水口に押し当てる点では共通しています。ラバーカップの使用経験があれば、同じ要領でハンドルの押し引きを繰り返して圧力をかけてください。

ラバーカップは手作業になってしまいますが、真空式パイプクリーナーはハンドルがあるため手軽に力がかけられます。力加減に注意し、つまりの解消具合をみながら使用を続けましょう。

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシ(パイプブラシ)は、ワイヤーの途中または先端にブラシが付けられているつまり解消用の器具です。ワイヤーの端を持ち、反対側のブラシをつまっている部分に差し込んで使います。

つまりの発生原因に直接アプローチできるため、力を加えながらつまりを削り取って押し流せる可能性がありますが、つまりの箇所が奥またはカーブの地点では、ワイヤーが届かず解消効果が得られない可能性があります。

排水ホースの奥から排水管にかけては、ワイヤーブラシの届かないエリアです。専門的な対処が必要になるため、水道業者へ相談してください。

お湯とタオルを使う

油のように、冷えて固体化したつまりには温かいお湯が効果的です。50〜60℃程度のお湯をゆっくりと流し入れ(水は足さないでください)つまりを溶かす方法もあります。

ただし、シンクに水が逆流して水でいっぱいになっている状態では、お湯が薄まってしまい効果がありません。逆流した水をバケツで汲み取って庭やトイレへ流し、水の量を減らしてからお湯を注いでください。

また、排水ホースやパッキン類は熱に弱い性質をもっているものが多いため、100℃近い熱湯は使用しないようにしてください。

パイプクリーナーを使う

専用の薬剤として、つまりを除去するパイプクリーナーも使用できます。シンクに水が張っている場合は水を捨ててから、排水口にのみクリーナーを使用します。

排水口に直接パイプクリーナーの薬剤を注ぎ入れて、15〜30分放置して様子をみます。その後、水を軽く流してみてつまりが取れたかを確認します。つまりの程度が中程度以上のときは、流したあとで再度薬剤を注ぎ入れて放置してください。

※水や薬剤に溶けない固形物が挟まっているケースでは効果が得られないため、薬剤を複数回使用して効果がなければ専門の業者に相談してください。

ピーピースルーを使う

化学反応の力を使ってつまりを解消する「ピーピースルー」は、医薬用外劇物に指定されている事業者向けの薬剤です。一般の方でも購入できますが、劇物に指定されている性質上、使用上の注意を守って正しく取り扱う必要があります。

ピーピースルーが反応し、分解できる物質は以下のとおりです。

【ピーピースルーの分解物質】

  • ・動植物性の油脂タンパク類
  • ・野菜くず・米飯/パン/うどんなどの食物くず
  • ・細かい魚肉類・魚の小骨
  • ・茶がら
  • ・毛髪・羊毛製品・絹製品
  • ・せっけんくず・人脂皮かす・あか・排泄物
  • ・細菌性のスライム・ヘドロ

汚れにはさまざまな種類がありますが、排水管のつまりは油脂・有機物が多くみられます。ピーピースルーはこれらの成分を分解し、微生物を死滅させて洗浄するので、取れにくいつまりに対して有効です。

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸は、それぞれ異なる性質をもっています。重曹な酸性汚れに、クエン酸はアルカリ性汚れに効果的であり、それぞれを混ぜ合わせると発泡が起こります。

汚れを浮き上がらせて排水ホース内を洗浄しますが、軽度な汚れにのみ有効です。あくまでもつまりの程度が弱い状況下で効果を発揮します。

明らかな固形物づまり、しつこく頑固な汚れによるつまりは薬剤やその他の処置が必要になるため、専門の業者と相談のうえで対応を行いましょう。

異物を直接取り除く

目視で見えるところに異物があれば、棒のようなものを使って直接異物を取り除けます。ただし、取り除こうとした異物が押されて中に入ってしまう可能性があれば、ラバーカップや真空式パイプクリーナーのようなもので奥から引っ張り上げたほうが安全に取り出せるかもしれません。

異物や排水ホース内の状況にもよりますが、奥に引っかかったりくっついたりして取り除きにくいときは無理に引っ張り上げようとせず、水道業者につまりの除去を依頼するようにしてください。

③排水管・排水桝に原因がある場合

排水桝は点検用に設けられた桝ですが、フタを開けてみると排水管を通って滞留した汚れが目視できます。

ただし、桝の中の汚れを取り除いたとしてもつまりが完全に解消されるとは限らず、外の排水管で問題が発生しているときは相応の対処が必要になります。自力での対応が難しいケースがほとんどのため、水道業者に依頼を行いましょう。

キッチンの排水口のつまりが引き起こすトラブル

キッチンの排水口づまりが引き起こすトラブルとしては、排水の遅れや水の逆流、水漏れの発生が考えられます。

老朽化をしていない限り排水設備そのものが壊れる心配はほぼありませんが、具体的に考えられるトラブルについてチェックしていきましょう。

排水に時間がかかる

排水ホースや排水管のどこかが一ヶ所でもつまってしまうと、スムーズに水が流れていかず排水に時間がかかってしまいます。

一旦排水トラップに水が溜まり、その後「ゴボゴボ」という音がしてゆっくり水が流れるような現象もつまりの可能性があります。

水が逆流する

つまっている箇所が解消されないと、水が流れていかないため後から水を流すと逆流現象が起きてしまいます。

「ゴボゴボ」という音がしていても特に対処せず水を流し続けるような状況では、つまった場所を開始地点として水が逆流してきます。つまりが取れない限り、逆流現象は解消されません。

逆流の結果シンク内は水でいっぱいになり、時間が経っても一切流れず滞留するようなトラブルもみられます。

トイレの水漏れトラブルでも逆流する場合があります。こちらの記事ではトイレが水漏れするときの対処法について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
トイレの床がたまに水漏れしたら無視はNG?正しい対処法を紹介

水漏れが発生する

つまりの箇所から先には水が流れていきませんが、老朽化した排水ホースはつまった箇所の周囲からひび割れを起こして水漏れが起きてきたり、つなぎ目のパッキン部分から水が漏れ出したりするおそれがあります。

水が勢いよく逆流してくるケースでは、シンクに水が溜まってさらに漏れ出し、キッチンの床にまで溢れてくるトラブルもあります。

キッチンの排水口のつまりを予防する方法

キッチンの排水口づまりを予防する方法は大きく3つに分けられます。

普段からの対策と手入れが必要になりますが、いずれも難しい予防方法ではありません。それぞれの対処法についてチェックしていきましょう。

方法①油を流さないよう努める

洗い物や調理のときに、油を排水口に流さないように注意しましょう。油は温めた直後はサラサラとしていますが、排水ホースから排水管へ流れていく過程で冷えていき、次第に固まってこびりつきます。

流した直後は液体に近い状態ですが、奥へ流れていくほど固体化するため、手の届かない場所でつまってしまうのです。

油汚れによるつまりはキッチンで特に多くみられます。油を使った食事のあとは、汁や食べかすを排水口に流し入れるのは避けましょう。肉や魚の下処理についても油分を含む食材を水で洗わないように工夫をして油汚れを防ぎましょう。

方法②排水口ネットでごみが流れないように対策する

食材のかす、その他のゴミによるつまりも多くみられますが、これらの汚れはゴミ受け用のカゴにネットをかけて対策できます。

カゴ用ネットはカゴの直径と深さに合うものを選び、1週間に1回程度のペース(2回でもOK)で、汚れるたびに交換してください。

ネットを剥がしてみると、食べ物のかす汚れが付着しています。ネットをかけなければ汚れはそのまま排水ホースへと流れていくので、つまりを効果的に予防するためにもネットを活用しましょう。

方法③定期的に掃除する

排水口と排水トラップは定期的に掃除を行いましょう。キッチンは食べ物を扱う場所のため、栄養が豊富であり雑菌が繁殖しやすい環境です。

菌を放置するだけでもつまりの原因になりますから、洗剤や薬剤で掃除をしながら、しつこくこびりついた汚れはメラミンスポンジのようなアイテムで傷をつけないようにこすり落としをしてください。

排水口のつまり解消を業者に依頼した際の費用相場

キッチンの排水口づまりを解消する際、自力での対応が難しく業者に依頼をするケースがあります。費用は5,000円前後〜5万円前後が相場であり、つまった箇所(解消のしやすさ)や使用した器具に応じて費用が変動します。

高圧洗浄機を使ったり、薬剤と高圧洗浄機を組み合わせたりするような複合的なケース、あるいは屋外での作業が加わるケースでは、さらに費用が高くなることに注意が必要です。

詳細は水道業者に相談し、問い合わせ時に複数の業者から見積もりをとって比較をすると良いでしょう。

こまめな手入れでつまりを予防

今回は、キッチンの排水口がつまったときに起きやすいトラブルや予防方法について紹介しました。

キッチンでは食品を主に扱うため、油汚れや食べ物のかすが誤って流れていき、排水設備につまりを起こすケースがあります。はじめのうちは問題がなくても、油などをそのまま流していると中で固まってしまい、つまりの原因になります。

何がつまりを引き起こすのかを知っておけば、事前に予防や対策ができます。定期的な掃除やメンテナンスを心がけて、気持ちよくキッチンを使っていきたいですね。

きたきゅう水道職人では、水道局指定店として水回りに関するさまざまなトラブルに対応しています。24時間365日受付・ご訪問を行っているので、今すぐ相談したい場合もお気軽にご連絡ください。

監修者

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福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。

福岡のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ふくおか水道職人(福岡水道職人)」

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