水のコラム
不要になったアルコールジェルなどの正しい捨て方と排水口への影響【水道職人:公式】

感染症対策などでご家庭に常備されているアルコールジェルなどのアルコール消毒・除菌製品ですが、使用期限が切れたり不要になったりした際の捨て方に迷う方も多いのではないでしょうか。
アルコールを含む製品は引火しやすいため、キッチンのシンクや洗面台、トイレなどへそのまま流すのは危険です。
また、中身が残った状態でごみに出すと、収集車や処理施設で火災につながるおそれもあります。
本記事では、アルコールジェルなどを排水口へ流してはいけない理由と、安全に処分するための方法について詳しく解説します。
目次
アルコールジェルなどを排水口へそのまま流してはいけない理由

アルコールジェルなどには、エタノールを高濃度で含む製品があります。
アルコールは揮発(きはつ)しやすく引火性があるため、不要になった場合でも排水口やトイレへ流して処分してはいけません。
処分する際は製品の表示を確認するとともに、お住まいの自治体が定める方法に従いましょう。
気化したアルコールによる引火や火災のリスク
アルコールは蒸発しやすく、可燃性の蒸気を発生させる物質です。
アルコールジェルなどを排水口へ流すと、その先の宅地内の排水管や下水道管に可燃性の蒸気がたまり、火気などによって引火する危険があります。
また、アルコール類などの揮発性・引火性の高いものは、排水管や下水道管を傷める原因にもなるため、排水口へ流してはいけません。
アルコールから発生する可燃性蒸気は空気より重く、低い場所に滞留しやすい点にも注意が必要です。
取り扱う際は火気を避け、十分に換気してください。
中身が残ったままごみに出すのも危険
不要になったアルコールジェルなどは、容器に中身を残したままごみに出すことも避けましょう。
引火性のあるアルコールが残っていると、ごみ収集車や処理施設で火災や事故につながるおそれがあります。
アルコールジェルなどは、紙や布に染み込ませ、火気のない風通しのよい場所で十分に乾燥させてから、可燃ごみとして処分します。
空になった容器は、お住まいの自治体の分別ルールに従って捨ててください。
なお、アルコールジェルなどが大量に余っている場合は、ご自宅で無理に処分せず、お住まいの自治体の清掃担当部署に相談してください。
自治体によっては、購入した販売店への引き取り依頼や、専門の処理業者への相談を案内しています。
参照:液体物をごみ袋に入れないでください!┃福岡市役所 環境局
ご自宅で安全にアルコールジェルなどを処分するための手順

不要になったアルコールジェルなどは、製品の表示とお住まいの自治体の案内を確認してから処分しましょう。
少量の場合は、不要な布や新聞紙などに染み込ませ、火気のない風通しのよい場所でアルコール分を十分に揮発させてから、可燃ごみとして出してください。
処分前に確認しておきたいこと
作業を始める前に、製品の容器やラベルに記載された成分と取り扱い上の注意を確認してください。
また、アルコールジェルなどを布や新聞紙に染み込ませる場合は、コンロやストーブ、たばこなどの火気から離れた、風通しのよい場所で作業しましょう。
くわえて、アルコール分が残ったままごみ袋に入れると引火するおそれがあるため、しっかりと乾燥させてから処分するようにしてください。
一度に大量のアルコールジェルなどを処理すると、可燃性蒸気が発生・滞留するおそれがあります。
十分に換気しながら少量ずつ作業してください。
布や新聞紙に染み込ませて処分する方法
アルコールジェルなどは、布や新聞紙に染み込ませ、アルコール分を十分に揮発させてから処分します。
- コンロやストーブ、たばこなどの火気から離れた、風通しのよい場所で作業する
- アルコールジェルなどを不要な布や新聞紙に少量ずつ染み込ませる
- アルコール分が十分に揮発し、乾いたことを確認する
- 乾いた布や新聞紙を可燃ごみとして処分する
- 空になった容器は自治体の分別ルールに従って処分する
アルコールジェルなどの残量に応じた処分方法

アルコールジェルなどは、残っている量によって処分時の対応が異なります。
少量の場合と大量に残っている場合では対応が異なるため、残量に合わせた方法を確認しましょう。
| 状態 | 処分方法 | 作業時の注意点 |
|---|---|---|
| 少量が残っている場合 | 布や新聞紙に少量ずつ染み込ませ、アルコール分を十分に揮発させてから可燃ごみとして処分する | コンロやストーブ、たばこなどの火気から離れた、風通しのよい場所で作業する |
| 大量に残っている場合 | 自治体の清掃担当部署や購入した販売店などへ相談する | 一度に大量のアルコールを処理しない |
| 中身を処分した後の容器 | お住まいの自治体の分別ルールに従って処分する | 容器の材質に応じた分別方法を確認する |
なお、残量にかかわらず、不要になったアルコールジェルなどを排水口やトイレへ流して処分しないでください。
アルコールジェルなどの捨て方に関するよくある質問

不要になったアルコールジェルなどの使用や処分について、よくある疑問にお答えします。
Q1.使用期限の切れたアルコールジェルなどはそのまま使用してもよいですか?
使用期限を過ぎた製品は、メーカーが品質を保証する期間を過ぎています。
そのまま使用せず、容器の表示やメーカーの案内を確認しましょう。
また、開封後の使用期限についても製品や保管状況によって異なります。
変色や異臭などの異常が見られる場合は使用を控えてください。
Q2.中身を出さずに容器ごとごみに出してもよいですか?
中身が残ったまま容器をごみに出すのは避けてください。
アルコールが残っていると、ごみ収集車や処理施設で火災や事故につながるおそれがあります。
中身を適切に処分したうえで、空になった容器も自治体の分別ルールに従ってごみに出しましょう。
Q3.誤って排水口に大量のアルコールジェルなどを流してしまった場合はどうすればよいですか?
大量のアルコールジェルなどを流してしまった場合は、まず火気の使用を避け、室内を十分に換気してください。
排水口へ顔を近づけたり、熱湯やパイプクリーナーなど別の薬剤を追加で流したりするのも控えましょう。
流した量が多い場合や強いアルコール臭が残っている場合は、自己判断で対処を続けず、自治体の下水道担当部署や消防署などへ相談してください。
火災など緊急性のある異常が生じている場合は、速やかに119番へ連絡しましょう。
適切な処分で火災などの事故を防ぐために

不要になったアルコールジェルなどは、排水口やトイレへ流したり、中身が残ったままごみに出したりせず、布や新聞紙に染み込ませて十分に乾燥させてから処分します。
空になった容器は、お住まいの自治体の分別ルールに従って処分してください。
アルコールジェルなどが大量に残っているときは、ご自宅で一度に処理しないよう注意してください。
もしも誤って大量のアルコールジェルなどを排水口へ流してしまった際は、コンロやたばこなどの火気を避け、十分に換気してください。
強いアルコール臭が残っているときは、自治体の下水道担当部署や消防署へ相談しましょう。
安全が確認された後も、排水の流れが悪い、つまりや異臭が続くなどの異常が見られるなら、排水設備にトラブルが起きている可能性があります。
無理にご自身で対処せず、ふくおか水道職人へご相談ください。
関連記事:キッチンの排水口につまりが生じる原因と自身でできる対処法
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
監修者

福田マネージャー
《略歴》
2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。
福岡のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ふくおか水道職人(福岡水道職人)」
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