すぐにゴミ受けが汚れで詰まってしまうお風呂のエプロンについて解説

お風呂を綺麗に維持しているのにも関わらず、汚れでゴミ受けがすぐに詰まってしまうということはありませんでしょうか？
もちろん、石鹸カスや皮脂汚れもありますが、それは長い間掃除をしていなかった場合に詰まりを起こすため、それほどすぐには詰まりません。

そのような時は一度お風呂のエプロンを確認してみてはいかかでしょうか？
ここではお風呂のエプロンについてとそのお掃除方法を解説します。

お風呂のエプロンとは

意外と外れることを知らない方も多いのですが、洗い場から見える浴槽の壁は、取り外すことができる場合があります。この取り外しができる浴槽の壁をエプロン、またはバスエプロンといいます。

エプロンがついている浴槽の場合、水・髪の毛・シャンプー・ボディソープなどが隙間から侵入して、少しずつ汚れていくのです。汚れが溜まって固まってくると、新たに侵入した水によって流されます。流された水と汚れは、洗い場にある排水口へと到達するのです。そのため、エプロン内が汚れていると排水口のゴミ受けが詰まりやすくなってしまいます。

エプロン内の構造

エプロン内には浴槽本体、浴槽の排水管、追い炊きがある場合は追い炊きの配管などがあります。
浴槽の配管から出る水、浴槽から溢れた水などがエプロン内に侵入しますので、水と一緒に髪の毛や汚れも侵入します。エプロン内に侵入した水や汚れは、基本的には洗い場の排水口に繋がっていますが、大量に水が流れるわけではない・空間が狭い・傾斜があまりないなどの理由から、エプロン内に残ってしまいます。

エプロンでフタをしているため空気の流れが悪く、カビや雑菌が繁殖しやすい状況です。そのため、定期的に掃除を行わないと悪臭・詰まりの原因となってしまいます。

エプロンが取り外しできるかどうかの確認方法と取り外し方

自宅のお風呂場のエプロンが取り外しできるかどうかがわからないという方もいらっしゃいます。実は簡単に確認することができるのです。

まず、洗い場から浴槽の壁を確認します。隙間などがなく床や壁と完全に繋がっている場合は、エプロンはありません。逆に隙間があったり、少し動くようであれば、取り外しできる可能性があります。浴槽の種類によっては、エプロンの取り外し方法が記載されているので確認してみましょう。

次に、浴槽上側が壁とコーキングされているかを確認してください。
エプロンが取り外しできる場合はコーキングがされていませんが、取り外しできない多くの場合は、水の混入を防ぐためにコーキングされています。

この二つを確認すれば、エプロンの取り外しができるかがわかります。
取り外し方は浴槽の種類によって大きく変わりますが、多くはエプロンの下側に留め具が2つか3つ程度ついていて、留め具を外してエプロン全体を上に持ち上げてから、手前に引っ張ると取れます。
メーカーや型番によって変わりますので、心配であれば管理会社や施行会社に確認をしてみましょう。

エプロン内の掃除方法

エプロンを外すと、浴槽本体とさまざまな配管が見えるかと思います。配管に力を入れると故障の原因となりますので、注意してください。

まずは、カビキラーなどの塩素系洗剤をたっぷりかけて時間をおきましょう。このとき、放置する時間は洗剤に記載している説明に従いましょう。換気をすることや手袋をすることも忘れないでください。

時間を置いたらシャワーを使い流せば、ある程度の汚れは落ちるはずです。落ち切らなかった汚れは、ブラシやスポンジなどを使い手作業で掃除していきます。

エプロン内は狭く、手が届かない場所もあるかと思いますので、持ち手が長いブラシを用意しておくと便利です。手が届かない部分に関しては無理をしないで、浴槽と壁の隙間から勢いよく水を流して汚れを落としましょう。

高圧洗浄機・散水用のシャワーがあれば、手が届かない部分の汚れも落とすことができます。洗濯機の給水蛇口から水を引いて使用してください。シャワーなどを使って水を流してもゴミが出てこなくなったら掃除完了です。

取り外した方法と逆の手順で取り付けてください。最後にエプロン内から洗い流した汚れが洗い場の排水口のゴミ受けに溜まっているかと思いますのでゴミ受けも掃除するようにしましょう。

エプロン内は定期的に掃除するようにしよう

先ほど記載したとおり、エプロン内はゴミや汚れが溜まりやすいため、定期的に掃除する必要があります。
しかし、お風呂掃除の度にする必要はありません。年に一度程度で問題はありませんので、大掃除のときなど時期を決めて行えばいいでしょう。

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お風呂はある程度であれば自分でメンテナンスをすることは可能ですが、自分でできない部分や難しい部分も多いです。少しでも不安であれば無理してご自身で行うのではなく、プロである業者に依頼することをおすすめします。

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監修者

福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
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