水のコラム
排水溝に物を落としてしまったときの対策方法について解説
排水溝に物を落としてしまうとつい見て見ぬ振りをしてしまいがちです。しかし、異物を排水溝に放置したままでいると詰まりといったトラブルを発生させかねません。
また、後で取ろうと思ってそのままにしておくと、気づいたときには手の届かない所まで落とした物が流れていってしまうケースもあります。
そのため、物を落としたらすぐに取り出す作業に移る必要がありますが、取り出し方が分からなくて困っている方は少なくないでしょう。
そこでこの記事では、排水溝に物を落としてしまったときの対策方法について解説していきます。
排水溝に物を落としてしまったら?
排水溝に物が落ちてしまったら素早い対応が必要となってきます。やり方を知らないとあたふたしてしまいますが、対応方法を理解しているとスムーズに対応できるでしょう。
そこでこのトピックでは、物を落としたときにやるべき対応を7つ紹介していきます。
水を止めよう
排水溝に物を落としたらすぐに水を止めましょう。水を流し続けていると落とした物を排水口の奥へと追いやってしまいます。
そして、水を止めたら排水トラップの確認を行いましょう。排水トラップは害虫の侵入や下水の臭いの上昇を防ぐための水たまりです。排水溝に物を落とした場合はこの排水トラップに流れ着いている可能性が高いため、水を止めたらすぐに確認しましょう。
物が落ちた位置を確認しよう
排水トラップに落ちた物が引っかかっていなければ、別の場所に物が落ちている可能性が高いです。この場合、まだ目に見える場所に物が引っかかっているケースが多いため排水口の中をしっかりと見渡しましょう。
また、排水溝の中が見づらい時には懐中電灯などを利用すると探索がしやすくなるため、懐中電灯を持っている方は利用することをおすすめします。
素手で拾ってみる
落とした物が発見できたらまずは素手で拾ってみましょう。目に見える範囲に物が落ちている場合は素手での取り出しができる可能性があります。
また、素手で取り出す際には手が濡れたり傷ついたりするのを防ぐために必ずゴム手袋を着用しましょう。
なお、目に見える範囲に物が落ちていても素手ではなかなか取り出せない場合もあります。こうしたときは無理に取ろうとすると、物を奥に追いやってしまう可能性があります。そのため、無理をせずに別の対応方法を検討しましょう。
割りばしとテープを使う
素手で物が取り出せないときは割りばしとテープを使って物を拾い上げましょう。割りばしにテープの粘着面が外側にくるように巻き付けて落とした物を取り出す方法となります。
粘着力を活かした取り出し方法であり物に触れられれば簡単に取り出せますが、粘着面が濡れてしまうと粘着力が弱まってしまうため、この点は留意しておきましょう。
掃除機を使う
掃除機を使って落とした物を拾い上げる方法もおすすめです。物が比較的軽いのであれば掃除機の吸引力で排水溝から吸い上げられるでしょう。
しかし、掃除機は電化製品であるため、水気を吸い込むと故障につながるリスクがあります。したがって、掃除機を使う際にはこうしたリスクがあることを踏まえた上で利用しましょう。
細長い道具を使う
錐やドライバーなどの細長い道具を利用した取り出し方法も覚えておくとよいでしょう。
落とした物を刺したり引っかけたりすることで取り出す方法であるため、落とした物に穴が空いても問題ない場合はこちらのやり方を検討してみてもよいかもしれません。
なお、錐やドライバーを使うと排水管を傷つけてしまうおそれがあります。この点はしっかりと理解した上で利用しましょう。
排水管を分解してみる
排水溝の中を見渡しても物が見つからない場合には排水管を分解してみましょう。見えなかったり素手では取り出せなかったりする場合でも、排水管自体を分解してしまえば簡単に物を取り出せるでしょう。
また、排水管の分解は一見難しそうに見えますが、やり方さえ理解してしまえば個人でも問題なく対応できます。そのため、排水管の分解作業に興味のある方はぜひやり方を覚えていきましょう。
排水管はどうやって分解すればいい?
排水管の分解はやり方さえ覚えてしまえば個人でも十分に対応が可能です。やり方に沿って冷静に対応すれば誰でも分解作業ができるようになるでしょう。
そこで以下では、排水管の分解方法を3つの順序に分けて解説していきます。
道具をそろえよう
まずは道具をそろえましょう。排水管を分解は簡単ですが事前に準備を行わないとスムーズに作業が実行できません。
ちなみに用意したい道具はゴム手袋、バケツ、新聞紙、雑巾、ドライバー、モンキーレンチの6つになります。
ドライバーとモンキーレンチに関しては排水管の固定のされ方によって必要かどうかが決まるため、事前に排水管をチェックしておきましょう。
基本的にはネジ固定の場合はドライバーを用いる一方で、金属ナット固定の場合にはモンキーレンチを使用することになります。
止水栓を忘れずに閉める
道具を用意したら、止水栓を閉める作業に移りましょう。止水栓を閉めておかないと作業中に誤って水が流れてしまうおそれがあります。
急に水が流れてくると作業に集中できなかったり床が浸水してしまったりするため、この作業は必ず行いましょう。
また、止水栓は床と給水管のつなぎ目などに設置されています。事前に止水栓の場所が分かっているとスムーズに処理ができるため、時間があるときに止水栓の場所をチェックしておきましょう。
分解したら排水トラップを確認
分解したらまずは排水トラップを確認しましょう。分解前に点検をした際に見つからなかったとしても改めて見返した際に発見できる場合もあるため、再度確認しましょう。
そして、排水トラップに落とした物が確認できなかったら排水管の中をチェックしていきましょう。
異常がないか点検
落とした物が見つかったら排水管を元に戻す作業に移りますがその前に点検作業を行いましょう。このタイミングで排水管に異常がないかを点検しておくと、別要因で発生するかもしれないトラブルを未然に防げます。
特に排水管が劣化しているとその部分から水漏れが発生するおそれもあるため、劣化部分がないかどうかをチェックするとよいでしょう。
独力で物が見つけられないときは?
独力で物が見つけられないときは業者に対応を依頼しましょう。この場合、落とした物が排水桝や排水本管にまで流れていってしまっている可能性が高く、そうなると個人での探索作業は不可能となります。
そのため、プロに対応方法を相談するのがトラブル解決の近道となります。また、排水溝に物を落としたときの対応費用の相場は数千円から数万円ほどになります。
比較的リーズナブルな価格で対応してくれるため、どうしても落とした物を取り戻したい方は業者に依頼することをおすすめします。
なお、業者に依頼する際には複数社に見積もり依頼をかけましょう。同じ内容であっても費用が異なるケースは多いです。したがって、複数の見積もりを比較してベストな業者に対応をお願いするのがよいでしょう。
まとめ
排水溝に物が落ちてしまうとどうすればよいか分からず困ってしまいますが、対応方法を事前に理解しておけば冷静に対応できるようになります。そのため、この記事に書いてある内容をしっかりと覚えておきましょう。
また、排水管の分解作業もやり方を知っていれば誰でも対応が可能な作業となっています。手順をしっかりと覚えて冷静に対応できるように準備しておきましょう。
なお、独力で落とした物を見つけられなかったときは業者に依頼しましょう。個人では取り出せないところに物が流れていってしまっている可能性があるため、プロに対応方法を依頼することをおすすめします。
監修者
福田マネージャー
《略歴》
2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
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