洗濯機の水漏れはホースが原因？ホースから水漏れが発生する原因と対策について解説

洗濯機から水漏れが発生すると洗濯機自体に問題が起きたのではないかと考えがちですが、ホースの不良が原因でトラブルが発生しているケースが非常に多いです。

そのため、排水ホースから水漏れが発生する原因や交換作業のやり方への理解が必要となってきますが、こうした内容についてよく理解できていない方も少なくないでしょう。

そこでこの記事では、排水ホースから水漏れが発生する原因とその対策方法について解説していきます。

排水ホースから水漏れが発生する原因

洗濯機の排水ホースから水漏れが発生する原因はいくつか考えられます。

1. 排水ホースの接続不良：排水ホースが洗濯機や排水口に正しく接続されていない場合、水漏れが発生するケースがあります。この場合、接続部分が緩んでいたりホース自体に亀裂や穴が開いていたりする可能性もあります。

2. ホースの磨耗：排水ホースは長期間使用すると劣化して亀裂や穴が開き、水漏れの原因となるおそれがあります。特に、ホースが曲がりくねったり圧迫されたりすると、磨耗が進みやすくなります。

3. 排水口の詰まり：排水口が詰まっていると、水がバックアップして排水ホースから水漏れが発生する場合があります。なお、この手の問題については排水口を適度なタイミングで清掃することでトラブルを未然に防げます。

4. 洗濯機の故障：洗濯機本体に問題がある場合、水漏れが発生する場合があります。特に、排水ポンプや配管などの部品が故障している場合は、水漏れが起こりやすくなるでしょう。

以上の4点が水漏れの主な原因となります。これらの原因をチェックし、必要に応じて修理や交換を行って水漏れを防止しましょう。

排水ホースから水漏れが発生したときの対策

排水ホースから水漏れが発生した場合は、以下の3つの対策を取るようにしてください。

原因を調べたり修理したりする
排水ホースから水漏れが発生した場合は以下のような対策を行いましょう。

1. 水漏れを止める：配管から水漏れが発生している場合は、まず漏れている箇所を見つけて水漏れを止めます。水道の蛇口を閉めたり洗濯機の電源を切ったりすると水の流れを止められるため、ぜひ試してみてください。

2. 原因を調べる：水漏れの原因を調べましょう。前述したように、原因としては排水ホースの接続不良、ホースの磨耗、排水口の詰まり、洗濯機の故障などが考えられます。そのため、上記の4点が原因となっていないかを確認してから対策を決めましょう。

3. 修理する：排水ホースや洗濯機の部品が破損している場合は、修理する必要があります。なお、修理は個人でも対応可能であるため、DIYが得意な方は必要な部品を用意して作業を行って見ましょう。また、修理が難しいと感じた場合は、専門修理会社への修理依頼を検討するとよいです。

排水ホースを交換する
排水ホースが磨耗や破損している場合は、交換する必要があります。そして、ホースの交換は比較的簡単に行えるため、交換手順をしっかりと覚えておきましょう。

1. 洗濯機の電源を切る：洗濯機の電源を切り、水道の蛇口も閉めます。

2. 古い排水ホースを外す：古いホースを洗濯機から取り外します。また、ホース止めなどで固定されている場合はホース止めを外して取り外します。

3. 新しい排水ホースを接続する：新しいホースを洗濯機に接続します。なお、接続部分が緩んでいる場合はしっかりと締めましょう。また、ホース止めなどで固定する場合はホース止めを使用してしっかりと固定する必要があります。

4. 排水口に接続する：排水口に新しい配管を接続します。排水口に取り付けるホースクランプなどが必要な場合は、使用してしっかりと固定しましょう。

5. 水漏れを確認する：排水ホースを接続した後は、水漏れがないか確認します。水道の蛇口を開けた上で洗濯機の電源を入れ、配管から水が漏れていないかチェックしましょう。

以上が、排水ホースの交換手順です。交換作業は比較的簡単に行えますが、正しく接続されていないと後ほどトラブルが発生してしまうため、作業後は動作の確認を必ず行いましょう。

また、交換する前には必ず洗濯機の電源を切り、水道の蛇口を閉めることを忘れないようにしてください。

排水ホースの交換時期

続いて排水ホースの交換時期について見ていきましょう。

基本的には2~3年
排水ホースの交換時期は基本的には2~3年とされています。この期間が過ぎるとホースの劣化や老化が進行し、破損や水漏れの原因となるおそれがあります。

また、定期的なメンテナンスや清掃も重要であり、ホースが詰まりやすい場合は適度なタイミングで確認を行いましょう。ただし、状況によっては交換時期が前後する場合があるため、必要に応じて専門家の意見を聞くことも考慮してください。

排水口周りから臭いが発生したとき
排水口周りから臭いが発生した場合、その原因は排水ホースの老朽化にある可能性があります。
一般的には、排水ホースの寿命は5年から10年程度とされていますが、使用頻度や水質によっても異なります。

そして、老朽化した配管は劣化や変形によって汚れやカビがたまってしまい、臭いの原因となります。

そのため、適度なタイミングで排水ホースを交換することで、汚れやカビのたまりにくい清潔な状態を保ち、臭いの発生を防止する必要があるのです。

なお、排水口周りが詰まっている場合も同様に臭いの原因となりますので、排水口の掃除を適度なタイミングで行いましょう。衛生的な環境を保つために、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

排水ホースから水漏れが発生したとき
洗濯機の排水ホースから水漏れが発生した場合は即座に対処する必要があります。というのも、水漏れが発生すると床や周辺の家具に水が浸み込み、大きな被害を引き起こす可能性があるからです。

水漏れが発生した場合はすぐに止水栓を閉め、水漏れを一時的に止めるための応急処置を行いましょう。

また、水漏れを未然に防ぐためには配管の定期的な点検や交換を行い、接続部分がきちんと締まっているかを確認する必要もあります。

加えて、洗濯機を使わないときには、バルブを閉めるなどの対策も必要です。こうしたポイントをおさえた上で、水漏れが発生した場合には速やかに対処して被害を最小限に抑えましょう。

排水ホースの交換は修理会社に依頼しよう

排水ホースの交換は基本的には個人でも対応可能ですが、対応が難しいと感じたときには修理会社への依頼がおすすめです。

相見積もりをとる
修理会社に依頼する場合、まずは複数の修理会社から相見積もりを取るようにしましょう。相見積もりを取って作業内容や費用などを比較すると、適切な修理会社が選べるようになります。

また、相見積もりを取ることで適正な価格を知ることができ、高額な費用を請求されるトラブルを未然に防げます。

なお、相見積もりを取る際には、修理会社の信頼性や実績、保証内容なども確認しましょう。口コミやレビューなどを参考にして、信頼できる修理会社を選ぶとよいです。

深夜や早朝に依頼しない
深夜や早朝に修理会社に依頼した場合、作業に対する料金が割高になる可能性があるほか、修理会社が対応しづらい場合があります。なお、作業時間帯によっては修理会社の人員不足といった問題が発生している可能性があるため、十分な対応が得られない可能性もあります。

また、深夜や早朝に騒音が発生することになるため、近隣住民に迷惑をかけてしまいます。そのため、作業の依頼はできるだけ日中に行うようにしましょう。

まとめ

洗濯機の配管からの水漏れは意外と起こりやすいトラブルであるため、日頃から適度なタイミングでメンテナンスを行うようにしましょう。

また、ホースの交換時期は、臭いや水漏れなどの異常が発生したときが交換の目安となります。なお、交換作業は個人でも対応可能ですが、対応が難しいと感じた場合には修理会社への依頼を検討しましょう。

そして、修理会社に依頼する場合は相見積もりを取ることが重要です。相見積もりを取って作業内容や費用などを比較すると適切な修理会社を選べるでしょう。

作業時間帯については、深夜や早朝には修理会社に依頼しないようにしましょう。作業はできるだけ日中に行うようにし、周りの人々への配慮を心がけてください。

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監修者

福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。