水のコラム
シャワーの水漏れの主な原因とは?解消法や予防策についても解説!
シャワーから水がぽたぽた漏れ、気になっているという家庭も多いのではないでしょうか。問題のない水漏れもありますが、漏水分の水道代がかさんだり、水栓の故障につながってしまったりする場合もあります。
修理代といった突然の出費は家計に大きな痛手ですよね。本記事ではシャワーの水漏れの原因と解消法、水漏れを防ぐための対策を紹介します。
シャワーの水漏れの主な原因とは?
シャワーの水漏れの解消法は、原因ごとに違います。水漏れが発生した場合は原因を知ることから始めましょう。
水漏れの原因は、主に「シャワーヘッド内に残った水」「シャワーヘッドの老朽化」「水栓の接続部や内部のゆるみ、老朽化」これら3点です。それぞれ具体的に見ていきましょう。
■シャワーヘッド内に残った水
まずはシャワーヘッドを上向きにしてみてください。それで水漏れが止まれば、ヘッド内に残った水が漏れていた可能性が高いです。ヘッド内に空気が入ってしまうと、ヘッド内部に残った水の表面張力が失われて滴り落ちてしまうのです。
これは劣化でも故障でもなく、シャワーヘッドの構造上発生してしまう水漏れです。ぽたぽたと滴る水音が気になるようであれば、ヘッドをホースから外しておけば解決します。
■シャワーヘッドの老朽化
ヘッド本体についている水流切り替えボタンのようなヘッド本体部分からの水漏れはヘッド本体の老朽化、ヘッドとホースの接続部分からの漏水は接続部分のパッキンが老朽化している可能性が高いです。
パッキンの劣化は、ヘッドとホースを取り外すことで確認できます。パッキンが固くなっていたり、ひび割れていたりしたら劣化のサインです。
■水栓の接続部や内部のゆるみ、老朽化
水漏れがヘッド内の残留水が原因でなければ「水栓の接続部分や内部のゆるみ、老朽化」が考えられます。ナットやボルトといった部品のゆるみ、水栓内部にあるパッキンの老朽化、シャワーとカランの切り替えバルブの故障などが発生している場合があります。
とくに水栓やシャワーを10年以上使用しているのであれば、ゆるみや劣化が原因である可能性が高いです。シャワーからの漏水は少量に見えても、放っておくと徐々に量が増えていきます。
たった1ミリの糸状での漏水でも、1ヶ月の漏水量が6㎥となり約2,000円かかってしまいます。さらに量が増えて水漏れが2ミリの糸状になってくると、1ヶ月の漏水量が16㎥となり約6,000円になってしまいます。
水漏れを放置していると、水道代がかさむだけではなく、常に浴室内に水分が滴り落ちている環境となり、カビも発生しやすくなってしまうので早めに対処することが大切です。
シャワーの水漏れトラブルの解消法
シャワーの水漏れで考えられる原因を3点紹介しました。「シャワーヘッド内に残った水」は、新たな水道代は発生しません。水道代に影響が出てしまう「シャワーヘッドの老朽化」と「水栓の接続部や内部のゆるみ、老朽化」についてそれぞれ解消法を見ていきましょう。
■シャワーヘッドの老朽化による水漏れの解消法
ヘッドの老朽化が水漏れの原因であった場合、シンプルに新しいものに交換することで漏水を解消できます。簡単なので自力で対処が可能といえます。
まず、ヘッドのどこが老朽化しているのかを確認します。ヘッド本体の劣化が原因であった場合、ヘッドの部品を交換するよりもヘッド自体を新しいものに交換した方が早いです。高価なヘッドで簡単に新しいものに交換できないときは、シャワーヘッドの製造元に問い合わせましょう。
ヘッドとホースの接続部分内にあるパッキンの老朽化が考えられる場合は、まずホースからヘッドを取り外します。ホースとヘッドの接続部分を回すだけで取り外しができるのでとても簡単です。
取り外したら接続部分に使われているパッキンを確認してください。固くなっていたり、ひび割れていたりしたら交換の目安です。パッキンはホームセンターで手に入ります。新しいパッキンを古いものと交換して、ホースとヘッドを元通りに取り付けることで水漏れが解消するはずです。
■水栓の接続部や内部のゆるみ、老朽化による水漏れの解消法
まず水栓のナットやボルトに、ゆるみがないか確認します。ゆるんでいた場合はレンチのような工具で締め直しましょう。
水栓の内部部品の交換は、専門的な部分もあるため専門家に修理を依頼する方が安心です。浴室の水栓はとくに、お湯と水の切り替えとシャワーの切り替えがあり、複雑な構造となっています。部品の紛失や、取り付け方に不備があると新たなトラブルに見舞われてしまうので注意してください。
自力で行う場合には、作業前にまず止水栓を閉めて水が出ないようにしておきます。そして分解・取り外し共に設計図を見ながら慎重に行いましょう。古い水栓であれば製造中止になっていると入手が困難な部品もあります。そうなった場合は水栓本体の交換が必要になります。
シャワーの水漏れトラブルを防ぐためには?
シャワーからの水漏れは、老朽化が主な原因なので仕方ないことだと思っている方も多いかもしれません。しかし、普段から気を付けていれば予防もできます。
水漏れの予防法は「定期的にメンテナンスする」「内部に水を溜めさせない」の2点です。それぞれ詳しく解説します。
■定期的にメンテナンスする
ヘッドやバルブ内はメンテナンスをしないでいると、汚れが溜まってしまいます。その汚れが劣化の原因、そして水漏れにつながってしまうこともあります。
簡単に元に戻せる範囲内で、ヘッドやバルブを分解して定期的に掃除をしましょう。定期的なメンテナンスをすることで劣化にも早めに気づくことができて、漏水発生前に老朽箇所の交換もできます。
水漏れの予防になるだけじゃなく、無駄な水道代がかかってしまう前に対処できて一石二鳥です。
■内部に水を溜めさせない
シャワーヘッド内に残った水による水漏れは、問題ないとお話しました。しかし内部に残ってしまった水は水栓への負担となり、水栓の劣化につながってしまいます。水栓が劣化してしまうと、水漏れだけじゃなく水栓の故障にもつながりかねません。
水栓の老朽化や故障は、自力で解消するのはとても困難です。
残留水は、すぐに水栓に影響が出るわけではありませんが、日ごろから意識しておくことが大切です。定期的にホースからヘッドを取り外して内部に残った水を外に出したり、シャワーを使わない時は止水栓を止めたりして、残留水を発生させないように心がけましょう。
これらの予防法を日常的に行うことで、老朽化を遅らせたり水漏れを予防したりできます。
まとめ
ここまでシャワーの水漏れの主な原因と解消法、水漏れを防ぐための対策を紹介してきました。少量に思える漏水も、放置していると水道代がかさんでしまいます。
また、水が漏れたまま放置しているとカビが発生する要因にもなりますし、故障した場合の修理代も大きな出費です。早めに対処しましょう。
水漏れの主な原因として考えられるのは「シャワーヘッド内に残った水」「シャワーヘッドの老朽化」「水栓の接続部や内部のゆるみ、老朽化」ですが、その解消法はそれぞれの原因ごとに違うので、まず原因を把握することが大切です。
また、水漏れはある程度予防できます。定期的にメンテナンスをして、長く快適にシャワーを使えるようにしていきましょう。
監修者
福田マネージャー
《略歴》
2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。
福岡のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ふくおか水道職人(福岡水道職人)」
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