水のコラム
コーヒーカスの消臭効果とは?抽出後の豆を乾燥させて再利用するエコな活用術【水道職人:公式】

コーヒーをいれたあとに残るコーヒーカスは、冷蔵庫や靴箱、トイレなどに置くことでニオイ対策に活用できます。
しかし、水分が残ったまま長く置くとカビが生えやすくなるうえに、排水口へそのまま流すとつまりの原因になるおそれもあります。そのためコーヒーカスをニオイ対策として活用するには、取り扱い方をきちんと把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、コーヒーカスの消臭効果のメカニズムから、乾燥方法、活用場所、注意点、そして万が一つまりが起きた場合の相談先までまとめて解説します。
目次
コーヒーカスの消臭効果のメカニズム
コーヒーカスがニオイ対策に役立つのは、単に香りでごまかしているからではありません。ここでは、コーヒーカスが冷蔵庫や靴箱、トイレなどのニオイを除去するメカニズムを解説します。
多孔質構造がニオイを吸着する
コーヒー豆を焙煎すると、内部に無数の小さな穴ができるとされています。この多孔質構造がニオイ成分を吸着するため、消臭剤の代わりに使用できるというわけです。
実際に、「コーヒーカスはアンモニアに対して高い吸着能を示す」という研究結果も出ています。
酸性とアルカリ性のバランスによる中和作用
コーヒーカスがトイレや靴箱の消臭に向いている理由の一つが、中和作用です。トイレのアンモニア臭はアルカリ性寄りのニオイ成分であるため、酸性寄りの性質をもつコーヒーカスによって中和され、ニオイが抑えられるといわれています。
コーヒーカスを乾燥させる方法
コーヒーカスを冷蔵庫や靴箱、玄関まわりに置くときは、しっかりと乾燥させてから使用するのが基本です。湿ったまま長く置くとカビの原因になりやすいため、以下の方法で乾燥させてから使用しましょう。
「電子レンジ」を使った方法
コーヒーカスを少し深さのある皿に平らに広げ、ラップをかけずに加熱すると水分を飛ばせます。目安としては、600Wで1分加熱したあとに一度取り出して混ぜ、30秒ずつ様子を見ながら再加熱します。20g程度であれば、合計3~4分ほど加熱するとよいでしょう。
ただし、量や含まれる水分によって乾き方は異なるため、焦がさないよう状態を確認しながら少しずつ水分を飛ばしてください。また、加熱後のコーヒーカスは見た目以上に熱を持っているため、十分に冷ましてから袋や容器に移しましょう。
「天日干し」を使った方法
時間に余裕がある場合は、天日干しするのも一つの方法です。新聞紙やバット、平皿などにコーヒーカスを薄く広げ、風通しのよい場所で乾かしましょう。
天日干しする際のポイントは、コーヒーカスが風で飛ばない日を選ぶことです。また、屋内でも日当たりのよい窓辺なら乾かしやすいため、天候や住まいの環境に合わせて置き場所を選ぶとよいでしょう。
ただしコーヒーカスは、表面だけ乾いていても内部に湿気が残ることがあります。乾燥のムラが起こらないよう、干している途中で軽く混ぜることが大切です。
「フライパン」を使った方法
コーヒーカスを短時間で乾かしたいときは、フライパンで弱火にかける方法が向いています。フライパンにコーヒーカスを広げて、全体がさらっとするまで混ぜながら加熱し、ゆっくりと水分を飛ばしましょう。この方法では、フライパン自体に残った油のニオイを軽減する効果も期待できます。
ただし、火が強いとコーヒーカスが焦げてしまい、ニオイ対策に使用できなくなる点には注意が必要です。
コーヒーカス消臭剤の活用場所
乾燥させたコーヒーカスは、キッチンまわりのさまざまな場所で消臭剤として活躍します。市販の消臭剤を購入せずともニオイを対策できる点は、魅力的といえるでしょう。
本項では、コーヒーカスの消臭効果を活用できる場所を紹介します。
冷蔵庫・冷凍庫
冷蔵庫・冷凍庫は、コーヒーカスを消臭に活用しやすい場所の一つです。空気に触れやすい浅めの容器や不織布パックなどに乾燥させたコーヒーカスを入れて置いておくことで、庫内の気になるニオイ対策に役立つとされています。
もし庫内に置く際に、食材へのニオイ移りが気になるようであれば、コーヒーカスが食品に直接触れないよう、置き場所を分けて使用してみてください。
魚焼きグリルやフライパンの油汚れ
魚焼きグリルやフライパンの油汚れ対策にも、コーヒーカスは活用できます。油が残っている部分にコーヒーカスをなじませたあと、キッチンペーパーや古布などで拭き取ることで、油分や気になるニオイを吸着してくれます。
なお、使用後のコーヒーカスをそのまま排水口に流すのは避けましょう。大量に流すとつまりの原因になるおそれがあるため、使用後は生ごみとして処分してください。
電子レンジ庫内
コーヒーカスを電子レンジで加熱すると、庫内の気になるニオイ対策につながるとされています。電子レンジ庫内に魚料理や温め直しのニオイが残っている場合は、この方法を試してみるとよいでしょう。または、乾燥させたコーヒーカスを小皿や不織布パックに入れ、電子レンジの近くに置いておくだけでも効果が期待できます。
ただし、コーヒーカスを加熱しすぎると、飛び散ったり焦げたりする可能性があります。そうした事態を避けるためにも、様子を見ながら少しずつ加熱してください。
トイレや玄関でも実力を発揮するコーヒーカスの消臭活用術
コーヒーカスを消臭材として活用できる場所は、キッチンだけに限りません。アンモニア臭が気になりやすいトイレ、湿気がこもりやすい玄関や靴箱でも、その効果を発揮します。
以下で詳しく見ていきましょう。
トイレのアンモニア臭対策への設置方法
コーヒーカスは、トイレの消臭にも活用可能です。小皿や浅めの容器に薄く広げ、便器から少し離れた場所に置くことで、気になるアンモニア臭を軽減できる可能性があります。
なお、トイレのようなアンモニア臭が気になる場所の消臭には、湿った状態のコーヒーカスが向いているとされています。ただし、湿ったままのコーヒーカスにはカビが生えやすいため、1~2日を目安に新しいものへ交換し、衛生的に使用することが大切です。
靴箱や靴の中に入れて湿気とニオイを除去
靴箱や靴の中に入れて使用する場合は、乾燥させたコーヒーカスが向いています。乾燥したコーヒーカスを袋に入れて置くことで、湿気や気になるニオイの対策になります。
なお、靴箱や靴の中は湿気がこもりやすいため、コーヒーカスの状態を定期的に確認し、必要に応じて交換することが大切です。目安としては、コーヒーカスがしっとりしてきたら交換するとよいでしょう。また靴の中に入れる場合は、脱いだ靴にすぐに入れるのではなく、中の湿気を少し逃がしてから使うとコーヒーカスが傷みにくくなります。
おしゃれなビンや不織布パックを使用した設置アイデア
見た目にもこだわりたい場合は、ガラスビンや小さなキャニスターを活用するのもおすすめです。また実用性を重視するのであれば、目の細かい布袋やお茶パックのような通気性のある袋を使用することで、粉が散らかりにくくなり、さまざまな場所に置きやすくなります。
ただし、容器を密閉しすぎると空気が通りにくくなり、コーヒーカスの消臭材としての働きが弱まる可能性がある点には注意が必要です。フタ付きのビンに入れる場合は開口部を完全に閉じず、空気に触れやすい状態で置きましょう。また、白い布や紙に長時間触れると色移りすることがあるため、受け皿を添えて使うと安心です。
乾燥させずに使用する裏技も!濡れたコーヒーカスの消臭・掃除テク
濡れたコーヒーカスはカビに注意が必要な一方、短時間で使い切る前提なら活用の幅が広がります。特にアンモニア臭や生ごみ臭のように、水分を含んだ状態のほうが作用しやすいニオイの対策には、乾燥前のコーヒーカスが役立つでしょう。
以下で、具体的な活用法を紹介します。
灰皿に入れてタバコの火消しと消臭に活用
湿ったコーヒーカスは、タバコのニオイ対策や火消しに活用されることがあります。これは昔から知られている使用方法のひとつで、灰皿の底に少量敷いておくことで、吸い殻のニオイをやわらげながら火を消しやすくできます。
ただし、湿ったコーヒーカスは傷みやすいため、何日も放置しないよう注意が必要です。使用後はその日のうち、またはなるべく早めに処分し、灰皿自体も洗って乾かしておくとニオイ戻りを防ぎやすくなります。
排水口のヌメリ取りと消臭掃除
コーヒーカスの粒子には吸着性や研磨性があるため、排水口まわりのニオイ対策や、鍋のこびり付き汚れの掃除に役立ちます。
実践する際は、ごみ受けや古布、スポンジの上へ少量のコーヒーカスをのせ、排水口の受け皿や周辺部だけを軽くこすってみてください。仕上げにキッチンペーパーなどで拭き取り、コーヒーカスごとごみ箱へ捨てましょう。
なお、コーヒーカスは排水口へ流れると油汚れと絡み、つまりの原因になるおそれがあるためご注意ください。
生ごみに直接振りかけて腐敗臭を抑制
生ごみの腐敗臭が気になるときは、水気を軽く切ったコーヒーカスを薄く振りかけることでニオイを防げる可能性があります。ふた付きのごみ箱であれば、少量振りかけるだけでも効果が期待できます。
ただし、コーヒーカスを厚く重ねすぎると、湿気がこもってカビが生えやすくなる点は念頭に置いておきましょう。
コーヒーカスを再利用する際の注意点
コーヒーカスは手軽に再利用しやすい反面、扱い方を間違えると逆効果になることもあります。
コーヒーカスを使用するうえで特に気をつけたいのが、カビと色移りです。清潔に活用するためにも、次の点を押さえておきましょう。
カビの発生を防ぐ
もっとも注意したいのは、コーヒーカスにカビが生えることです。乾燥していないコーヒーカスは湿気を含みやすく、換気の悪い場所では傷みやすいため、長く置きすぎないよう注意が必要です。トイレや靴箱、台所などで活用する場合は、できるだけ乾燥させたものを使用しましょう。
見た目に大きな変化がなくても、触るとしっとりとしていたり、酸っぱいようなニオイに変わっていたりする場合は交換の目安です。早めに入れ替えて、衛生的に使用することが大切です。
色移りに注意する
コーヒーカスには茶色の色素が含まれているため、布や紙、白っぽい棚板などに長く触れると色移りするおそれがあります。特に湿ったコーヒーカスは色が移りやすいため、直接置くのは避けたほうが安心です。
設置するときは、小皿やトレー、受け皿のある容器などを使用するとよいでしょう。不織布パックやガーゼなどに入れる場合でも、下に紙や布を一枚敷いておくと、家具や床への色移りを防ぎやすくなります。
消臭効果が薄れた後の交換時期
コーヒーカスの交換時期は、湿ったまま使用するか、乾燥させて使用するかによって大きく異なります。
湿ったコーヒーカスをトイレなどで使う場合は、1~2日を目安に交換するのが一般的です。
一方で乾燥させたタイプは、2~3週間ほどを目安にしつつ、消臭効果が弱くなったと感じたタイミングで取り替えるとよいでしょう。
ただし、家庭で作るコーヒーカス消臭剤の効果は、乾燥状態や置き場所の湿度に左右されやすいのが特徴です。そのため、使用日数の目安だけでなく、湿り気が戻っていないか、カビが生えていないか、ニオイが再び気になっていないかなどを確認しながら、早めに交換することをおすすめします。
コーヒーカスの活用方法
コーヒーカスは消臭以外の目的にも利用ができます。ここからは、コーヒーカスの活用方法について紹介します。
洗剤としてコーヒーカスを活用
カップやコップ、油汚れの気になる食器など、食器用洗剤の代用でコーヒーカスを使えます。
油汚れの場合は、予洗いとして使い、その後に食器用洗剤でもう一度洗うことで、気になる油残りもきれいに洗い落とせるでしょう。
ただし、排水口にコーヒーカスが流れていくと、つまる可能性があります。
キッチンの排水口は、油分や食べ物のかす、石けんのかすなどで排水口がつまりやすい環境にあり、少量のコーヒーカスでもつまりの原因となることがあります。
コーヒーカスを洗い流すときは排水ネットの上など、排水口にコーヒーカスが流れていかないように対策を施しましょう。
また、コーヒーカスで洗うことで、コーヒーの香りが残る場合があります。
気になるときは、食器用洗剤で2度洗いしてください。
染料としてコーヒーカスを活用
コーヒー染めをご存じでしょうか。
コーヒー染めは草木染の一種で、コーヒーを使って染める方法です。
草木染は専用の機械などが不要で、比較的簡単にできる染め物です。
そのため、ハンドメイドで人気があります。
コーヒー以外には、玉ねぎの皮や黒豆などでも草木染はできるでしょう。
コーヒー染めで準備する物
草木染は染料だけではなく、浸透液や色止め剤を準備する必要があります。
【準備する物】
- 染料:コーヒーカス(もしくはインスタントコーヒー)
- 浸透液:たんぱく質の液体(牛乳や豆乳など)
- 色止め剤:塩やミョウバン
- 染めたい物:薄手の布類や葉書などの紙類がおすすめです
- 染めたい物が入るサイズの鍋
- お茶パック
- ゴム手袋
- トング
- エプロンやビニールシートなどの、飛び散った染料から保護できるもの
コーヒー染の方法
【コーヒー染めの手順】
1.たんぱく質の液体と水を1:1で割り、浸透液を作る
2.浸透液に染めたい物を1時間以上浸す
3.水1Lに対し、大さじ3杯程度のコーヒーカスをお茶パックにつめる
4.鍋で10分程度コーヒーカスを煮て、染料を抽出する
5.染料が抽出できたら、コーヒーカスを取り出す
6.浸透液から取り出した染めたい物を染料の中に入れる
7.沸騰に気を付けながら、トングで染ムラができないように動かしつつ、10分程度煮る
8.染料1Lに対し、大さじ1杯程度の色止め剤を鍋に入れ、さらに20分程度染めたい物を浸す
9.好みの色合いに染まったら取り出す
10.すすぎ洗いをして、風通しが良い場所で干して乾かす
染料に浸す時間は目安のため、好みの色合いによって調整してください。
浸す時間が短ければ淡い色合いになり、浸す時間が長くなれば濃いめの色合いにできます。
また、染料の温度が高いほど、染まりやすくなりますが、鍋の底面に染めたい物が接着すると焦げる可能性があります。
焦げ付きに注意が必要です。
ツヤ出しにコーヒーカスを活用
金属や靴を磨くときにコーヒーカスを活用すると、ツヤ出し効果があります。
これは、コーヒーカスに含まれるコーヒーの油分が、ワックスと同じ働きをするからです。
乾燥させたコーヒーカスをガーゼなどの柔らかい布類で包み、優しく磨いてください。
このとき力を加えると、靴や金属に傷を付ける恐れがあります。
傷を付けないために、力加減に注意しましょう。
金属は時間経過で脆くなっているケースがあります。
脆くなった金属を磨くと壊してしまう可能性があるため、蝶番などを磨きたいときは、業者に相談した方が良いでしょう。
コーヒーカスでつまりトラブルが起きたときはふくおか水道職人へ
コーヒーカスは消臭や掃除に役立つ反面、排水口へそのまま流したり、油を吸った状態で水に流したりすると、配管の奥でつまりを起こすことがあります。流れが悪い、ゴボゴボ音がする、水がたまる、悪臭が強くなったといった症状が出たら、まずはごみ受けや見える範囲のコーヒーカスを除去し、無理に奥へ押し込まないようにしてください。
それでも改善しないときは、水道修理業者へ早めに相談したほうが安心です。
ふくおか水道職人では、キッチンやお風呂、洗面所などのつまり・水漏れ相談を365日24時間受け付けており、作業前にお見積もりを案内してから対応いたします。
コーヒーカスによるつまりでお困りの際は、ふくおか水道職人へご相談ください。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
監修者

福田マネージャー
《略歴》
2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。
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