水のコラム
トイレのつまりを直す道具とは?代用品と自力での対処法について
トイレのつまりに悩んでいる方に向けて、トイレのつまりを直すための道具について解説します。突然つまったとしたら、「どう対処すれば良いのだろうか」と困ってしまうはずです。できれば水道修理業者に依頼せず、自力で直したいと考える方もいるでしょう。
そこで今回の記事では、トイレのつまりを直す道具や、道具がないときの代替品について解説します。参考にしていただければ、つまりを適切に対処できるでしょう。
目次
トイレのつまりを直す道具
トイレのつまりを直す道具には主に次の3つがあります。
道具1:ラバーカップ
まずはラバーカップです。ラバーカップとは「スッポン」とも呼ばれるもので、棒の先に黒いゴム製のカップがついているもののことです。ゴム製のカップを排水口に密着させるように押し付け、勢いよく上に引き上げるように使用します。
引き上げたときの力で、排水管の中のつまりの原因を動かして除去する道具です。
こちらの記事ではスッポンが手もとにない状況でのトイレ詰まりの解消法について解説しています。あわせてご覧ください。
スッポンがないときのトイレ詰まりの解消法10選
道具2:ワイヤーブラシ
トイレのつまりを直す道具のひとつに、ワイヤーブラシと呼ばれるものもあります。ワイヤーの先にブラシがついていて、奥に溜まった汚れやつまりの原因を掃除する道具です。
排水口の奥のほうにブラシを押し込み、ぐるぐると回転させることで、管の中のものを削り取ります。そのため軽度のつまりであれば、ほとんどの場合、解決できるでしょう。
道具3:パイプクリーナー
パイプクリーナーは、より強力なラバーカップのような道具です。手動式ではなく、レバーを押し引きするのがラバーカップとの違いです。吸引力が強いため、家庭でのトイレつまりであればほとんどの場合で解決できるでしょう。
ラバーカップのようにどこでも購入できるわけではありません。しかしホームセンターでは販売されています。ラバーカップでは対処できない強いつまりが生じたときに使用してみてください。
トイレのつまりを直す道具がない場合の対処法
トイレのつまりを直す道具は、万が一に備えてひとつ準備しておくと便利です。しかし道具を準備していないのに、トイレがつまってしまうこともあるでしょう。
トイレのつまりは道具がなくても、対処できることも少なくありません。ラバーカップやワイヤーブラシの代わりとして、身近なものが利用できるのです。それではつまりを直す道具がないときの対処法について解説します。
対処法1:ペットボトルを使用する
まずはペットボトルを使用する方法です。実はペットボトルは、ラバーカップの代わりとして使用できます。500mlペットボトルの底のほうを4cmほど切り落とし、蓋を外しましょう。そして切り取ったところを排水口に当てて、ペットボトルの口を手で塞いでください。そのままラバーカップを使用するときと同様に、押したり引いたりしてみてください。水が流れる音がしたら、つまりが解消されているということでしょう。
ペットボトルの利点は、自動販売機やコンビニでも購入できる点です。もしトイレのつまりを直す道具がないようであれば、ペットボトルで試してみることをおすすめします。
対処法2:針金ハンガーを使用する
つまりを直す道具として、針金ハンガーを使用する方法もあります。まずはペンチなどで長いワイヤーになるように、ハンガーの引っ掛ける部分以外をまっすぐにします。そして引っ掛ける部分を輪っかにしてください。
輪っかの部分を排水口の中に入れて、小刻みにハンガーを動かします。少しずつつまりの原因が削れて水が流れるようになるはずです。
針金ハンガーは、水に溶ける紙類や汚物などがつまったときに効果的です。反対におむつや生理用ナプキンなど、水に流れないものがつまったときには使用しないでください。つまりの原因が押し込まれて、つまりが悪化し、トイレの交換や排水管の交換が必要になる恐れもあります。
トイレのつまりは薬剤で直せる?
つまりは薬剤で直せることもありますが、効果がない場合もあります。つまりを解消できる薬剤はごく一部に限られており、さらにつまりの原因にも影響されるためです。
排水口や排水管を掃除するための薬剤には、次のようなものがあります。
【排水口・排水管を掃除するための薬剤】
- パイプユニッシュ
- ピーピースルー
- デオライト
- サンポール
キッチンや洗面所の排水管つまりであれば、上記の薬剤が効果を発揮するでしょう。ただし、本格的につまったトイレを掃除するための薬剤ではありません。水で流せる紙類や汚物による軽度のつまりであれば解消できる可能性があります。しかし尿石や水に溶けないものによるつまりであれば、効果が期待できないと考えてください。
つまりは基本的に、薬剤よりも道具を使用したほうが効果的です。薬剤を試す場合は、トイレのつまりに効果を発揮する薬剤であるかを確認するようにしましょう。
道具を使用して自力で直せるトイレのつまりとは?
つまりを解消できるかどうかは、つまりの原因にもよると解説しました。それでは、道具を使用して解消できるトイレのつまりとは、どのようなものかについて解説します。
道具を使用して自力で直せるつまりについて、2つのパターンから解説します。つまりに悩んでいる場合は、以下のパターンに該当するかどうかを見極めてから対処してみてください。
1.水に流せるものがつまっているとき
もし水に流せるものがつまっているなら、道具を使用して自力で解消できるかもしれません。ラバーカップやワイヤーブラシ、パイプクリーナーを使用してみてください。
水に流せるものとは、水に溶ける紙類や排泄物、嘔吐物、水に流せるトイレクリーナーなどの製品です。水に流れるものがつまっているようであれば、根気強く道具を使用すればつまりが解消される可能性が高いでしょう。
2.少しずつ水が流れているとき
少しずつ水が流れているようであれば、完全にはつまっていません。そのため、自力でつまりを解消できる可能性が高くなります。排水管の一部につまりが生じていて、ゆっくりと水が流れている場合は、軽度のつまりに該当するでしょう。自力で解決できる方法を試してみてください。
ただし、水に溶けないものがつまりの原因である場合は、自力での対処は危険です。たとえば生理用ナプキンやおむつ、スマホ、カギなどが流れてしまったときです。固形物がつまったときにラバーカップやワイヤーブラシで対処しようとすると、より一層症状が悪化してしまうこともあります。
自力で解決できるつまりとは、水に溶けないものを流しておらず、少しずつ水が流れている場合のみに限られます。
道具を使用してもトイレのつまりが解消されない場合の対処法
道具を使用してもトイレのつまりが解消されない場合は、水道修理業者に依頼してください。自力でさまざまな方法を試してもつまりが解消されない場合は、自力での解決は見込めないでしょう。無理に作業をすると、便器が壊れたり、つまりの原因がさらに奥に入り込んだりする可能性も考えられます。
水道修理業者に依頼すれば、専門的な道具を使用してつまりに対処できます。症状が悪化しないうちに、水道修理業者に依頼することをおすすめします。
こちらの記事ではトイレつまりでの水道修理業者の選び方について解説しています。あわせてご覧ください。
トイレつまりでの水道修理業者の選び方┃7つのポイントと依頼の手順
水道修理業者にトイレつまりの修理を依頼するほうが良いケース
では、水道修理業者につまり修理を依頼するべきケースについて解説します。自力で解消できるのか、依頼するべきなのか判断が難しい場合もあるでしょう。
自力で対処するよりも、水道修理業者に依頼したほうが良いケースの基準は次の3つです。
ケース1:固形物がつまっている
トイレに固形物を流した記憶がある場合は、水道修理業者に依頼するべきです。固形物とは、水に流れないものを指します。もし手の届く範囲に残っているようであれば、ゴム手袋をして手で除去できるかもしれません。しかし排水管に流れ込んでしまった場合、水道修理業者に依頼して除去してもらってください。
水に流れないものには、ラバーカップやワイヤーブラシを使用しても対処できません。便器を取り外して対処してもらえる場合もあるため、できるだけ早めに水道修理業者に依頼してみてください。
ケース2:屋外からつまりが起きている
屋外からつまりが発生しているケースです。屋外からのつまりとは、下水管の中でつまりが発生している状況を指します。トイレはもちろん、キッチンや洗面所、浴室など、水を使用するすべての場所からの水が流れるのが下水管です。これはトイレだけの問題ではなく、住宅全体の問題となるため、自力での対処は難しいでしょう。
屋外からのつまりの場合、トイレで道具を使用して対処しても、根本的な問題は解決されません。水道修理業者が下水管自体のつまりを解消する必要が生じます。
ケース3:つまりの原因がわからない
最後に、つまりの原因がわからない場合も、自力で対処すべきではありません。道具を使用してつまりを解消できるのは、基本的に水に流れるものがつまっているときだけです。つまりの原因がわからない場合、自力で対処するとさらに症状が悪化することも考えられます。
原因がわからないつまりは、便器や排水管で起きているわけではないこともあります。汚水桝など屋外で発生している可能性も考えられます。つまりの原因がわからない場合は、水道のプロである水道修理業者に任せるほうが安心です。
トイレのつまりを放置するリスク
軽度な場合、トイレのつまりを放置してしまう方も少なくありません。
しかし、つまりを放置することには、次のようなリスクが伴います。できる限り早めに対処するようにしてみてください。
リスク1:トイレが故障する
つまりを放置すると、トイレが故障してしまうことがあります。主な故障箇所は電気系統と排水口、排水管です。
最近のトイレは電気系統が使用されていることも多く、水が逆流して水浸しになると、故障してしまうことがあります。さらに、放置しているとつまりが悪化することも考えられます。悪化した状態で自力で解消しようとすると、原因を奥に押し込んでしまう可能性も高くなります。無理につまりを解消しようとした際に、排水口や排水管に損傷を与えてしまうことも考えられます。
リスク2:下水が逆流してくる
ふたつめのリスクは下水が逆流してくることです。水が溢れ、部屋の中が下水で水浸しになることもあります。下水に浸かった状態は、その後に掃除をしても、不衛生な状態が残ります。壁や床に下水が染み込んでしまうかもしれません。
家全体の排水管につまりが生じている場合、トイレ以外の場所から下水が溢れてくることもあります。キッチンや洗面所、洗濯機など水回りのすべてが使用できない状態になることもあるかもしれません。
リスク3:水漏れの原因となる
集合住宅の場合、階下の部屋への水漏れが発生することがあります。
下水が自室内に溢れた場合は、まだ問題は軽度でしょう。しかし階下にまで下水が漏れてしまうと、損害賠償請求につながることもあるため十分に注意してください。
水道修理業者の選び方
道具でトイレのつまりが解消できない場合は、水道修理業者に依頼する必要があります。
ただし、水道修理業者を選ぶ際には、信頼できるかどうかを見極めることが必要です。次の3つのポイントを意識して選んでみてください。
選び方1:水道局指定の業者か確認する
まずは水道局指定の業者であるか確認することが基本です。水道局指定の業者とは、水道法に従った作業ができる水道修理業者を認定する制度を指します。水道工事の中には、認定を受けていなければ行えないものもあります。
認定を受けているか確認すれば、安心して作業を任せられる水道修理業者であるか判断できます。
選び方2:適正な料金か見定める
水道修理業者を選ぶ際には、料金が適切であるか見定めることも重要なポイントです。料金はおおむね相場が決まっていますが、水道修理業者によって異なります。
適正な料金で修理してもらえるかどうか、ほかの水道修理業者と比較しながら決めてみてください。
選び方3:対応エリアを確認する
対応エリアも事前に確認することが大切です。対応エリア外であれば工事をしてもらえないかもしれません。
また、対応エリアでも出張料金が発生しますので、お住まいのエリアに対応している水道修理業者にお問い合わせをしてみましょう。
福岡県でトイレ修理を依頼するなら“ふくおか水道職人”がおすすめ
いかがでしたでしょうか?この記事を通じて、トイレのつまりを解消する道具についてご理解いただけたかと思います。つまりは道具を使用することで、自力で解消できる場合もあります。しかし無理に行うと、症状の悪化を招いてしまうこともあるでしょう。
もし福岡県内でつまりにお困りであれば、水道局指定業者であるふくおか水道職人にご相談ください。365日・24時間受付しておりますので、急なつまりにもいち早くお伺いできます。
監修者
福田マネージャー
《略歴》
2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
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