水漏れした場合に水道代を減額するには？　条件と減額申請方法を解説

気づかぬうちに水漏れが発生していて、高額な水道料金のお知らせを見て驚愕した経験はありませんか？　水漏れ箇所や原因などさまざまなケースがありますが、自治体によっては水道料金の減額措置を行ってくれるケースもあります。今回はその条件と申請方法について解説していきます。

水漏れによる水道代は基本的には減額されない

はじめにお断りしなければならないのは、水漏れの発生箇所が自分の住んでいる専有区域内の場合は、請求された水道料金は原則として使用者に全額支払う義務が生じるということです。基本的には減額という措置も行われないとされています。しかしケースバイケースで各自治体によっても異なりますが、水道料金が減額されることもあるのです。

水漏れによる水道代が減額される条件
どんな状況であれば水道料金が減額される対象となり、その割合は一般的にどのくらいなのでしょうか。自治体にもよりますが、減免の対象となる水漏れの条件としては

「地中など埋まっている給水管などにおける水漏れ」
「災害など不可抗力が原因の場合」
「過失が無い場合」

などが挙げられます。それでは詳しく見ていきましょう。

通常の生活を送る中で水道を正しく使用していたのにもかかわらず、実際見えにくい場所にある給水管などが破損し、水漏れが発生していた場合には水道料金の減免対象となる可能性が高くなります。大きな地震や大雨など予期せぬ災害に遭い、水道管が破裂するなどの被害により水漏れが生じた場合も、不可抗力ということで減免の対象となることが多いです。通常の使用方法で問題なく水道を使用していての水漏れの場合は、過失が無いと見なされますが、水道料金の減額対象となるかどうかは、各自治体の定めるところによります。水道料金に記載されている管理水道局へ電話でぜひ確認してみてください。

さて、水漏れが原因と考えられる水道代の高額請求における減額の割合についてですが、まずは全額が免除されるわけではないことを認識しておいてください。それまでに通常使用していた量を基準量として、「何らかの理由で明らかに増加していると判断される使用料分の一部が減免される」ということになります。こちらも自治体によりますが、「基準量から増加した水道使用量の50～70%ほど」に当たる水道料金が減額の対象となることが多いです。

水道代の減額請求の方法

自宅の水漏れがどうやら減免措置の対象となりそうだな、という場合には、水道料金の減額請求を行うことをおすすめします。まずは、家中の蛇口とメーターボックス内にある止水栓を閉め、水漏れ被害をこれ以上広げないようにしておきます。では、水道料金の減額請求への手順について解説していきましょう。

1.管理区分の特定
水漏れの発生箇所がどこ部分なのかによって、その管理区分が誰に属するのかを特定します。これは、修繕の手配や修繕費用の支払いをする義務のある人を判断する必要があるためです。あわせて、自治体の担当部署も調べておきましょう。

水道管は、道路地下の部分から個々の水道メーターを含めたところまでは自治体の水道局が管理していて、「一次側」という管理区分となっています。そして水道メーターの横の配管から室内方向へと向かった先は水道の使用者の管理下となり、「二次側」という管理区分という扱いになります。

賃貸物件にお住まいの場合には、二次側の区分がさらに複雑化します。水道メーター横から蛇口までは管理人や不動産会社の管理で、蛇口から先は部屋を借りている人（使用者）の管理区分となっています。

2.速やかに水漏れを修理する
水漏れ箇所とその管理区分が判別できたら、水漏れ箇所の修理を進めるべく、適切な連絡を取ることになります。「管理区分が自治体の水道局」の場合は水道局へ連絡し、あとは水道局が手配をしてくれるはずです。

「管理区分が自分」の場合にも、まずは水道局の担当部署へ連絡しましょう。水漏れ箇所を伝え、減免対象となる条件や申請方法も聞いておきます。修繕については、水道局の定める「修繕工事対応指定給水装置工事事業者」を紹介してもらえますので、使用者が自分で手配をすることになります。もし水漏れ修理を何らかの理由で先延ばしした場合には、水道料金の減免措置申請をすることができなくなりますので、速やかに手配をしましょう。

賃貸物件の場合には、大家さんもしくは管理会社へ連絡しますと、その先は取引のある業者への手配などお任せして大丈夫です。

3.水道局へ連絡し、漏水減額請求書を記入する
水漏れの修繕が完了したら、水道局から減額申請書（漏水減額請求書）を取り寄せましょう。電話の際には、修繕工事の日にち・場所・業者名を伝えます。請求書に必要事項を記入し、提出して完了です。あとは水道局からの正式な請求額が来るのを待ちましょう。

水漏れを修理する方法

もし水漏れがポタポタという程度であれば、蛇口内のパッキンを交換することで水漏れが止まることが多いです。しかし今回のように水道料金が跳ね上がるほどの水漏れの場合には、自分で修理が難しいことも少なくありませんので、無理せず水道修理業者へ連絡するのがベストでしょう。

まとめ

使用者に過失の無い水漏れトラブルでは、跳ね上がった分の水道料金を水道局に減免してもらえることもあります。

水漏れトラブルが発生し、自分で修理するのに不安のある場合は遠慮なく弊社におまかせください。水回りのご相談であれば何でも受け付けております。

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監修者

福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。