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水のコラム

排水管には寿命がある!? 排水管の劣化によって起こり得るトラブルとは

2019年11月07日 水のトラブル

Set of plumbing and tools on the wooden table
水道は、生活に必須のライフラインです。しかし、毎日使うものであるだけに水回り設備には、いつかは傷みができます。使った水道水の通り道である排水管も例外ではなく、その劣化によるトラブルの相談も少なくはありません。今回は、排水管の寿命や劣化によるトラブルについてご紹介しましょう。

■排水管には寿命がある

皆さんは、排水管にも寿命があることをご存じでしょうか? 蛇口などと違って普段目にする部分ではないため、意識している方は少ないかもしれません。排水管の中は、私たちが使った水が毎日流れていきます。そしてその中で、油汚れや洗剤汚れなどさまざまな汚れが徐々に付着し、溜まっていきます。

さらに、排水管は常に水にさらされているため、使用されている素材自体も劣化・腐食が進みやすく、サビ付いたり破損したり、管の接続部がずれたりします。このような状態になるとその排水管の寿命は近く、修繕や交換といった対処をしなければ、いずれトラブルを引き起こします。

ただし、排水管の耐久性は素材によって異なるため、寿命にも大きな差があります。素材によっては耐用年数が倍近く異なります。素材ごとの排水管の寿命の目安は、下記の通りです。

-排水管の素材と寿命-

排水管の素材 目安の寿命
亜鉛メッキ鋼管 約20年
炭素鋼鋼管 約20〜25年
塩ビ管 約30年
鋳鉄管 約35〜40年

塩ビ管や鋳鉄管は、亜鉛メッキ鋼管と比べると格段に寿命が長いことが分かります。とはいえ、こちらはあくまで目安の耐用年数であって、排水管の寿命は環境や使い方によっても変わります。トラブルを未然に防ぎ、正常な状態の排水管を保つためには、定期的に確認を行い、自宅の排水管の状態を知っておくことが大切です。

■排水管の劣化によって起こり得るトラブル

では、排水管の劣化によって起こるトラブルはどのようなものでしょうか。ここでは排水管の劣化を原因とするトラブルの主な例を挙げていきましょう。

・キッチンや浴室、洗面台、トイレが詰まりやすくなる
寿命間近の排水管は、排水に含まれる汚れが内部に付着して溜まり、だんだんと水が流れにくくなります。そうなるとキッチンや浴室、トイレなどの排水が詰まりやすくなり、ひどい場合では排水の逆流が起こります。水を流すときに排水管内部でポコポコという音がしたら、水が流れにくくなっている現象なので、注意してください。

・排水管から水漏れが起こる
排水管の劣化は、管の破損やズレなども引き起こします。そうなると、水道設備の下(キッチンや洗面台の下収納など)に見られる排水管から水漏れが起きたりその周りにカビが生えたりします。設備や家屋へのダメージにつながったり、破損部分がさらにひどくなったりする恐れもあるので、早急な対応が必要です。

・排水管内にサビができ、赤水が出る
排水管は長期にわたって水にさらされているため、メッキが剥がれて内部の腐食が進み、赤サビが大量に発生している場合もあります。そして、そこを通る水は赤サビに触れ赤水となって排水されます。給水部でなければ直接的に健康への害はありませんが、サビの付いた排水管は決して衛生的とはいえません。

このような排水管のトラブルが起こると、その対処は大変です。戸建ならまだしも、マンションやアパートなどの集合住宅であれば、水漏れによりご近所にも迷惑をかけてしまうかもしれません。トイレや浴室が使えなくなりこともあり得ます。トラブルに遭わないためにも、排水管は寿命を迎える前に取り換える必要があります。

ただし排水管の取り換えは、状態によって大規模な工事になる可能性があり、その場合は多額の工事費用もかかってしまいます。工事を検討される方は、まずは専門業者に相談してください。また、マンションやビルなどでは定期的に排水管の洗浄や更新工事を行っている場合もあります。

■排水管を長持ちさせる秘訣とは?

排水管の劣化は、トイレや洗面台、浴室などよりもキッチンで早く進む傾向にあります。なぜなら、排水管の負担になる使い方が多い場所だからです。排水管はなるべく長持ちさせたいものですが、では、具体的にはどういった行動が、その劣化を早めてしまうのでしょうか。ここでは排水管に悪影響を与える行動をいくつか挙げてみましょう。

-排水管に悪影響を与える行動-
・生ゴミや食べ物のくずを直接流してしまう
・中性洗剤でない洗剤を流してしまう
・油を流してしまう
・熱湯を流してしまう
・髪の毛を流してしまう
・パイプ系洗剤による定期的な掃除を行っていない

これらはどれも排水管を傷め寿命を縮ませてしまう行動です。食べ物のくずが排水管に流れないよう、流しの受けに細かい目のネットを張ったり、油の付いた皿やフライパンはキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗ったりと、普段から排水管を傷めないよう注意しましょう。

■まとめ

排水管によるトラブルを防ぐためには、日頃から手入れやチェックをこまめに行い、必要に応じた対処をしてください。

排水管はもちろん、トイレや浴室など水回りのトラブルや悩みをお持ちの方は、福岡県福岡市の水道修理会社である弊社へご相談ください。福岡市周辺でしたら、365日24時間、経験と技術に優れたスタッフがすぐに駆けつけ、トラブルを解決いたします。

監修者

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福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。

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