水のコラム
水道施設工事業の概要と建設業許可要件
私たちは、毎日当たり前のように水を使って生活をしています。しかし、不自由なく水を使えるのは水道工事を行う人々がいるからです。
ここでは、私たちの日々の生活を支えている「水道施設工事業」についてご紹介します。
水道施設工事業とは
昭和47年3月8日建設省告示第350号では、水道施設工事業とは「上水道、工業用水道等のための取水、浄水、配水等の施設を築造する工事又は公共下水道若しくは流域下水道の処理設備を設置する工事」と定義されています。
具体的な水道施設工事業の例としては、以下のようなものが挙げられます(平成13年4月3日国総建第97号)。
- 取水施設工事(上水道、工業用水道等の取水施設を総合的に築造する工事)
- 浄水施設工事(上水道、工業用水道等の浄水施設を総合的に築造する工事)
- 配水施設工事(上水道、工業用水道等の排水施設を総合的に築造する工事)
- 下水処理設備工事(公共下水道、流域下水道の処理設備を総合的に築造する工事)
なお、上下水道関連の施設の建設工事において下水道の配管工事や下水処理場そのものの敷地造成工事は「土木一式工事」に区分されます。また、家屋などの敷地内の配管工事は「管工事」に分類されます。水道施設工事に該当するのは、取水、浄水、配水などの施設や下水処理場内の処理設備の建設工事です。
そして、し尿処理に関する施設の工事では汚水を処理する施設の建設工事が水道施設工事にあたります。し尿を処理する施設の建設工事は、水道建設工事ではなく「清掃施設工事」に区分されます。
経営業務管理責任者の要件
経営業務管理責任者になるためには、以下の1~4のいずれかに該当する必要があります。
- 1.水道施設工事業を営む会社で5年以上の役員経験がある
- 2.水道施設工事業を個人事業主として5年以上営んでいる
- 3.水道施設工事業以外の建設業を営む会社で6年以上の役員経験がある
- 4.水道施設工事業以外の建設業を個人事業主として6年以上営んでいる
役員経験については、建設業許可保有会社の場合には建設業許可通知書のコピーおよび役員期間が記載されている登記簿謄本(履歴事項全部証明書)等、建設業許可を保有していない会社の場合は工事請負契約書等および役員期間が記載されている登記簿謄本(履歴事項全部証明書)等で証明します。
また、個人事業主の場合は工事請負契約書、注文書、請求書等と必要な年数分の確定申告書(原本)を提出します。
専任技術者の要件
建設業においては、営業所ごとに専任技術者をおかなければいけません。専任技術者の要件は、一般建設業で取得する場合と特定建設業で取得する場合で異なります。以下では、専任技術者の要件を一般建設業と特定建設業に分けてご紹介します。
一般建設業で取得する場合
一般建設業の場合は、以下の1~3のいずれかに該当する人が専任技術者になることができます。
- 1.水道施設工事の実務経験が10年以上ある
- 2.指定学科(土木工学、建築学、機械工学、都市工学、衛生工学)を卒業しており、かつ水道施設工事の実務経験がある(高卒の場合は5年以上、大卒・高専卒の場合は3年以上)
- 3.以下のいずれかの国家資格を取得している
- 1級土木施工管理技士
- 2級土木施工管理技士(土木)
- 技術士 上下水道部門・総合技術監理部門(上下水道)
- 技術士 上下水道部門「上水道および工業用水道」・総合技術監理部門(上下水道「上水道および工業用水道」)
- 技術士 衛生工学部門「水質管理」・総合技術監理部門(衛生工学「水質管理」)
- 技術士 衛生工学部門「廃棄物管理」・総合技術監理部門(衛生工学「廃棄物管理」)
特定建設業で取得する場合
特定建設業の場合は、以下の1~3のいずれかに該当する人が専任技術者になることができます。
1.以下のいずれかの国家資格を取得している
- 1級土木施工管理技士
- 技術士 上下水道部門・総合技術監理部門(上下水道)
- 技術士 上下水道部門「上水道および工業用水道」・総合技術監理部門(上下水道「上水道および工業用水道」)
- 技術士 衛生工学部門「水質管理」・総合技術監理部門(衛生工学「水質管理」)
- 技術士 衛生工学部門「廃棄物管理」・総合技術監理部門(衛生工学「廃棄物管理」)
2.一般建設業における水道施設工事の専任技術者になる要件を満たしており、かつ4500万円以上の水道施設工事における元請工事を2年以上指導監督した実務経験がある
水回りのトラブルでお困りの際はふくおか水道職人にご相談ください
水道施設工事業の経営業務管理責任者や専任技術者になるためには様々な条件が設けられています。十分な知識や経験がある経営業務管理責任者や専任技術者がいるからこそ、私たちは毎日安心して水を使うことができるといえるでしょう。
とはいえ、日々の生活に水回りのトラブルは付きものです。弊社は久留米市、飯塚市などをはじめ、中央区、博多区、西区など福岡市全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。創業以来多くの修理実績があり、安心してお任せいただけます。
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監修者
福田マネージャー
《略歴》
2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
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