水のコラム
イヤなニオイの原因は?生乾き臭を防ぐ洗濯術【水道職人:プロ】
じめじめした季節や、天気の悪い日が続くと、洗濯物からイヤなニオイが…なんて経験、ありませんか?
しっかり洗ったはずなのに、なんとなく雑巾のようなニオイが残ってしまう。
そんな“生乾き臭”は、多くのご家庭で悩みのタネになっています。
実は、生乾き臭の原因には菌の繁殖や干し方の問題、また意外にも水まわりの環境が関係していることも。
特に湿度の高い地域では、ちょっとした油断がニオイのもとになってしまうこともあるんです。
この記事では、そんな生乾き臭の原因と対策をわかりやすく解説し、今すぐ実践できる洗濯の工夫やニオイを防ぐためのコツをご紹介します。
目次
生乾き臭の正体とは?
洗濯物を取り込んだときに、ふと感じるイヤなニオイ。
そんな悩みの元になっている、いわゆる「生乾き臭」の正体について確認しておきましょう。
イヤなニオイの原因は「モラクセラ菌」
生乾き臭の原因として知られているのが「モラクセラ菌」という雑菌です。
この菌は、人の皮脂や汚れをエサにして繁殖しており、洗濯後の衣類が湿ったままだと、その繁殖が一気に進んでしまいます。
特に、洗濯機に詰め込みすぎてしっかり洗えていなかったり、すすぎ残しがあったりすると、菌が洗濯物に残って生乾き臭の元に。
さらに、菌が出す代謝物が繊維にしみ込んでしまうと、ただ乾かすだけではニオイが取れなくなってしまうこともあるんです。
湿度が高めの福岡県では特に注意?
生乾き臭の発生には、「湿度」が大きく関係しています。
実際に、福岡県は日本の中でも比較的湿度が高いエリアです。
梅雨の時期や冬の部屋干しシーズンは特に湿気がこもりやすく、洗濯物が乾きにくい環境になりがちですよね。
部屋干しが続くと、衣類が長時間湿ったままになり、モラクセラ菌にとって絶好の繁殖環境に。
福岡のように気温が高めで湿気も多い地域では、ちょっとした油断が生乾き臭の原因になることが多いため、特に注意が必要です。
洗濯で生乾き臭を防ぐコツ
生乾き臭を予防するには、ただ洗うだけでなく「菌を残さない」「増やさない」ことがポイントです。
ここでは、日々の洗濯で実践できる、ちょっとした工夫についてご紹介します。
菌を増やさない洗濯の基本
まずは、洗濯の工程そのものを見直すことが大切です。
洗濯物を詰め込みすぎず、適度な量で回すことで、汚れや皮脂がしっかり落ちやすくなります。
また洗剤は適量を守り、すすぎもしっかり行うことで、菌の温床となる残留汚れを減らせます。
そして最も重要なポイントが、洗い終わった後の対応。
洗濯機の中に長時間洗濯物を放置するのは絶対にNG、洗い終わったらなるべく早く干すことを意識しましょう。
使い終わった後、洗濯機のフタを開けて内部を乾燥させるのも、カビや雑菌の繁殖を防ぐためにおすすめですよ。
ニオイを防ぐ干し方の工夫
どんなに洗い方を工夫しても、乾きが遅ければ菌は増えてしまいます。
生乾き臭を防ぐには「早く乾かす」ことが最大のポイント。
風通しの良い場所に干す、扇風機や除湿器を活用するなど、乾燥のスピードを意識してみてください。
タオルやジーンズなど厚手のものは、空気の通り道を作るように間隔を空けて干すと、乾きやすくなります。
また、裏返して干したり、ハンガーの肩部分を広げたりといった小技も効果的ですので一度試してみてください。
洗ってもニオう…そんなときの対処法
普段通り洗って、ちゃんと干しているはずなのに、なぜかニオイが残る…。
そんな時は、衣類に染みついた菌や汚れが、通常の洗濯では落としきれていない可能性があります。
ここでは、しつこい生乾き臭に対処するための実践的な方法をご紹介しましょう。
衣類の煮洗いや酸素系漂白剤
特にニオイが気になるタオルや肌着などは、「煮洗い」がおすすめです。
鍋に水と洗剤を入れ、衣類を弱火でじっくり煮ることで、熱により菌や臭いの元をしっかり除去できます。
ただし、縮みや色落ちの恐れがある素材もあるので、衣類の表示をよく確認してから行いましょう。
また熱処理以外にも、酸素系漂白剤や重曹などを使ったつけ置き洗いも効果的です。
除菌・消臭効果が高く、色柄物にも安心して使えるタイプが多いため、普段使いの対策として取り入れやすい方法です。
洗濯機の内部も見逃さないで
見落としがちなのが、洗濯機そのもののニオイです。
内部にカビや皮脂汚れがたまっていると、せっかく洗った衣類にも嫌なニオイが移ってしまいます。
定期的に洗濯槽クリーナーを使ったお手入れをするほか、洗濯後にフタを開けて内部を乾燥させる習慣も大切です。
また洗剤投入口やゴムパッキンのすき間など、汚れがたまりやすい場所は、こまめにチェックして清潔を保ちましょう。
水まわりトラブルにも注意を
洗濯物の生乾き臭は、洗い方や干し方以外にも、実は水まわりの環境とも深く関係している可能性があります。
例えば、排水口や排水ホースの詰まり、洗濯機周辺の水漏れなどが原因で、ジメジメとした空気やカビ臭さなどの嫌なニオイが発生するケースは少なくありません。
特に、洗濯機の内部にたまったカビや汚れが原因で、せっかく洗ったはずの衣類にニオイが移ってしまうこともあります。
また、湿気がこもりやすい洗面所や脱衣所では、放置するとカビの温床となり、空気自体が悪臭に汚染されてしまう原因にもなります。
生乾き臭の対策として洗濯環境を見直す場合は、水まわりの環境チェックもあわせて行うと安心です。
排水の流れが悪い、水漏れが気になる、湿気がたまりやすい…そんな気になる症状があれば、早めのチェックがトラブル予防につながりますよ。
清潔で快適な洗濯環境を整えよう!
洗濯物の生乾き臭は、ちょっとした工夫や意識の変化でぐっと改善できます。
洗い方や干し方を見直すのはもちろん、洗濯機や排水まわりの環境にも目を向けて、ニオイの元を根本から断つことが大切です。
また、福岡のように湿度の高い地域では、季節や天候に合わせた除湿対策なども併せてやっておくと安心です。
生乾き臭を防ぐには、「気づいたときにすぐ対処する」ことが一番のポイント。
洗濯物のニオイが気になるようであればぜひ、水まわりのチェックも習慣にしてみてください。
気になる水回りのトラブルや原因不明のニオイがある場合は、お気軽に「ふくおか水道職人」までご相談ください。
水回りの頼れるパートナーとして、清潔で快適な暮らしをサポートいたします。
監修者

福田マネージャー
《略歴》
2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。
福岡のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ふくおか水道職人(福岡水道職人)」
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