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水のコラム

トイレの排水管が水漏れする原因とは?対処法も解説

2025年04月27日 水のトラブル

「トイレの排水管が水漏れしているけど、原因がわからない……」という状況に直面すると、焦りを感じますよね。
水漏れにはさまざまな原因が考えられるため、いち早く解消するには原因ごとの対処法を押さえておく必要があります。

そこで本記事では、トイレの排水管の水漏れが起こる原因と、その対処法について詳しく解説します。
トイレ内で発生する排水管のトラブルに対して、速やかに対応したい方は、ぜひ参考にしてください。

トイレの排水管の水漏れが発生する原因

トイレの排水管からの水漏れは、さまざまな原因によって引き起こされます。

ここでは、なかでも特に多くみられる3つの例をご紹介します。

原因①排水管がつまっている

トイレの排水管につまりが生じていると、そこから水が漏れてしまうことがあります。
排水管がつまる原因として挙げられるものは、排泄物やトイレットペーパー、あるいは、おもちゃなどの固形物などです。

また、トイレ以外の排水管で発生したつまりが、トイレでの水漏れを引き起こすケースも考えられます。
これは、“合流式”とよばれる、建物内で排出される雑排水や汚水などが、1つの排水管にまとめられる構造の場合に起こりうる現象です。
合流式の建物の場合、キッチンから流された油や食材カス、また浴室から流された髪の毛や石鹸カスなどが、最終的に排出される排水管内に蓄積するケースがみられます。

そのため、トイレの排水管がつまっていない場合でも、合流式の排水管がつまることによって、トイレにも被害が及ぶことがあるわけです。

原因➁接続部分が緩んでいる

排水管の接続部分に組み込まれているパッキンやナットが、何かしらの衝撃や振動の影響で緩み、そこから水が漏れているケースもあります。

トイレの排水管は、床や壁を取り外さないと確認できないため、水漏れの原因となる接続部分の緩みを防ぎたい場合は、水道修理業者に点検を依頼することをおすすめします。

原因③排水管が劣化・破損している

トイレの排水管からの水漏れは、排水管や接続部分そのものが劣化、あるいは破損している場合にも起こりえます。
築年数が古い建物であれば、経年劣化によって排水管が腐食しているかもしれません。

排水管の耐久年数は10~15年とされているので、長いあいだ点検が行われていないようであれば、一度水道修理業者に点検してもらうとよいでしょう。

トイレの排水管の水漏れに対処する方法

トイレの排水管から水が漏れる原因は、複数あることがわかりましたが、どのように対応すればよいのでしょうか。

ここからは、トイレの排水管から水が漏れたときの対処法を解説します。

排水管のつまりを解消する

排水管のつまりによって、トイレの排水管が水漏れしている場合は、早急につまりを解消することが重要です。

つまりの原因が排泄物やトイレットペーパーなどであれば、以下の方法を試すと自力で解決できるかもしれません。

ラバーカップでつまりを解消する方法

ラバーカップを使ってつまりを解消できるのは、固形物以外のものがつまっている場合のみです。
具体的な内容は、以下の表を参考にしてください。

トイレのつまりの原因とラバーカップの使用可否

ラバーカップの使用が適している原因 ラバーカップの使用を避けるべき原因
排泄物 スマートフォン
トイレットペーパー おもちゃや文房具
水に流せるティッシュペーパー アクセサリーや雑貨
水に流せる掃除シート タオルやハンカチ
水に流せる猫砂(ペット用トイレの砂) 生理用ナプキンや紙おむつ

上記の表の“ラバーカップの使用を避けるべき原因”に該当するような固形物がつまっている場合は、ラバーカップを使用するべきではありません。
固形物がつまっている状況に対してラバーカップを使用すると、固形物をさらに奥へ押し込むおそれがあるので、可能な限り手で拾い上げましょう。
もし、手が届きそうになければ、水道修理業者に対応してもらうことをおすすめします。

そのうえで、上記に挙げたような固形物以外のつまりをラバーカップで解消する手順は、以下の流れを参考にしてください。

ラバーカップの使用方法

  • 便器内の水を汲み出して水位を下げる
  • 便器内の排水口にラバーカップを固定する
  • ラバーカップの押し引きを繰り返す
  • 水が引く音が聞こえたら、動作をやめる
  • 水を流して、つまりが解消したかどうかを確認する

ラバーカップを効果的に使用するには、カップ部分のみが水に浸る程度の水位が望ましいため、便器内の水の量が多いときは、水を汲み出すことから始めましょう。

重曹とクエン酸(酢)でつまりを解消する方法

重曹とクエン酸や酢を混ぜると発生する炭酸ガスの泡を利用して、トイレのつまりを解消できる方法もあります。
まずは、必要な道具を用意しましょう。

準備するもの

  • 重曹:カップ1/4
  • クエン酸(酢):カップ1/2
  • 45~50℃のお湯:便器の半分くらいの量
  • 水:便器の水が流せるくらいの量

必要なものが準備できたら、以下の手順でつまりの原因を除去します。

重曹とクエン酸(酢)を利用したつまりの解消方法

  • 温水洗浄便座(ウォシュレット)の電源を切る
  • 床または壁に設置された止水栓を閉める
  • 便器内の排水口に重曹を投入する
  • 便器内の水にクエン酸(酢)を投入する
  • お湯を流し入れて、泡立ったら1時間ほど放置する
  • 水を流し入れて、便器の水がスムーズに流れるかを確認する

上記の方法は、排泄物やトイレットペーパーといった溶けやすいものに対して有効ですが、おもちゃやメガネなどの固形物には、効果が期待できません。
固形物がつまった際には、水道修理業者に依頼することで、スムーズに解決できます。

水道修理業者に点検や修理を依頼する

排水管の接続部分のトラブルや腐食などによって、水漏れが発生している場合は、床や壁の取り外しが必要になるため、自力での対処は困難です。

そのような場合や、水漏れの原因が特定できない場合は、水道修理業者に依頼して、スムーズな解決を図りましょう。

トイレの排水管の水漏れを防止するには

これまで、トイレの排水管から水が漏れる原因とその対処法を解説しました。
前述の通り、水漏れの原因がつまりの場合は、自力で解消できるかもしれませんが、そのほかの原因に対しては、水道修理業者に対応してもらう必要があります。

トイレの排水管の水漏れを防げるように、以下で紹介する注意点を意識してトイレを使用しましょう。

大量のものを流すときは、数回に分ける

トイレのつまりを予防する方法として、大量の排泄物やトイレットペーパーを流さないことが挙げられます。
一度にたくさんのものをトイレに流すと、スムーズに流れずにつまってしまうことがあるためです。

もし、トイレに流したいものが多くなりそうなときは、排泄物とトイレットペーパーを、数回に分けて流すことをおすすめします。

トイレをこまめに掃除する

トイレを定期的に掃除することで、つまりを予防できます。

たとえば、便器に付着した汚れをそのままにしておくと、こびりついて固まり、つまりの原因となることがあります。
なかでも、尿に含まれるカルシウムが固形化した“尿石”が蓄積してしまった場合は、簡単には除去できません。

このような汚れが取れなくなってつまりを引き起こす前に、日ごろからこまめにトイレを掃除しましょう。

トイレに異物を落としたら、迅速に対処する

トイレに異物を落としてしまった場合、それが小さいものであったとしても、そのまま流してはなりません。

バッジやヘアピンといった小さな異物は、つまりの原因となることはほとんどありませんが、流してしまうと排水管の内部を傷つける可能性があります。
その排水管内の傷で、サビや腐食が発生して、水漏れにつながるというケースが考えられます。

トイレに異物を落としたときは、水を流さず、速やかに拾い上げましょう。
もし、異物を誤って流してしまった場合は、水道修理業者に相談してください。

トイレを定期的に点検する

トイレに異常がないかどうかを、普段から確認しておくことで、つまりなどのトラブルにいち早く気づくことができます。
以下のような異常がみられた場合は、軽度のつまりが発生している可能性があるので、日ごろから意識を向けてみてください。

トイレのつまりの前兆

  • 水の流れが悪い
  • 水を流すと“ゴポゴポ”といった音が聞こえる
  • 便器内の水位が高い

トイレの使用時に、上記のような症状が確認できたら、トイレがつまっている可能性があるので、先ほどご紹介したつまりの対処法を試してみましょう。

しかし、つまりの原因が異物であると考えられる場合や、自力での解決が難しい場合は、水道修理業者に点検を依頼することをおすすめします。

自分でできる日常的な確認はもちろん、プロの水道修理業者による定期的なメンテナンスも重要です。

トイレの排水管の水漏れを放置することで起こるリスク

トイレの排水管の水漏れに対して、これまでにご紹介した対処法を試しても、解消できないケースがあるかもしれません。
しかし、水漏れを放っておくと、重大な被害につながるリスクがあるため、そのままの状態で放置しないようにしてください。

ここからは、トイレの排水管から漏れる水を放置することで、起こる可能性がある二次被害について解説します。

床や壁のダメージ

水漏れの放置によって起こる二次被害のうち、もっとも多くみられるものが、トイレの床や壁の損傷です。

排水管から漏れ出した水が、床や壁に染み込むことで、腐食によって床材や壁紙が剝がれてしまったり、カビが生えたりします。

害虫の繁殖

トイレの床や壁が水漏れによって腐ると、シロアリなどの害虫が発生することがあります。
シロアリは、湿度が高くて暗い場所を好み、木材の腐食箇所に繁殖しやすい習性をもっているためです。

一度シロアリが繁殖すると、木材に大きなダメージを与え、トイレだけでなく家屋全体の耐久性を損なうため、早急に駆除しなくてはなりません。
シロアリ駆除には高額な費用がかかるので、シロアリの繁殖の原因となる水漏れを放置しないように注意しましょう。

漏電

トイレの排水管からの水漏れを放っておくと、漏電のリスクもあります。
排水管から漏れた水が、温水洗浄便座の配線などにかかった場合、漏電を引き起こすかもしれません。

また最悪の場合、感電する危険性もあるので、命に関わるような二次被害を防ぐためにも、水漏れには迅速に対応してください。

トイレの水漏れは排水管ではなく給水管から起こることもある

これまで、トイレの排水管から水が漏れる原因や対策方法を解説しましたが、トイレの水漏れは給水管から発生するケースもあります。

排水管とは異なる、給水管から水漏れしたときの原因や対処法もご紹介します。

トイレの給水管の水漏れが発生する原因

トイレの給水管の水が漏れる主な原因は、排水管と同様に、接続部分に設置されているパッキンの摩耗やナットの緩みです。

また、給水管自体の劣化によって、トイレの給水管で水漏れが発生するケースもあります。

トイレの給水管の水漏れに対処する方法

トイレの給水管の水漏れは、ご自身で対処できる可能性が高いといえます。
給水管は、床下や壁の中にある排水管とは異なり、手の届く場所に設置されているからです。

給水管の接続部分にあるパッキンが劣化している場合は、新しいものに交換しましょう。
また、ナットが緩んでいるのであれば、締め直すことで水漏れを解消できます。

水漏れの原因箇所を特定する手順

トイレの水漏れが排水管と給水管のどちらで発生しているかによって、対処法が異なることがわかりました。
水漏れの発生源を確認するには、どのように対応するとよいのでしょうか。

ここからは、水漏れの原因箇所を特定する方法をご紹介します。

①止水栓を閉めて水を止める

まずは、トイレの床または壁に設置されている止水栓を閉めて、水が出ない状態にしましょう。
トイレの止水栓には、手でハンドルを閉めるタイプと、マイナスドライバーでネジを閉めるタイプがありますが、いずれも右回りに回せば閉めることができます。

しかし、止水栓を長いあいだ開けたままにしていた場合は、固くなって閉められない可能性があります。
そのようなときは無理に動かすと、破損するおそれがあるため、水道修理業者に相談してください。

②水漏れで濡れた箇所を乾かす

給水管からの水の供給を止めたら、水漏れで濡れている箇所を乾かしましょう。

濡れた箇所を乾いた布などで拭き取ったうえで、窓を開けたり、換気扇を回したりしてトイレ内を十分に換気してください。
トイレに窓がない場合は、ドアを開けた状態で扇風機などを使用すれば、効率よく乾かすことができます。

③止水栓を開ける

トイレ内の濡れている箇所が乾いたあとは、もう一度止水栓を開けて、しばらく時間を置きます。
こうすることで、水漏れが起こる様子が確認しやすくなり、どこから水が漏れているのかを判別できるためです。

水漏れが起こっている箇所の判別方法は、以下の表を参考にしてください。

濡れている場所 水漏れが疑われる箇所 対処法
便器の後ろ・タンクの下 トイレタンクと給水管の接続部分 給水管のパッキンの交換、またはナットの締め直し
便器と床の境目 床下の排水管 水道修理業者に連絡
トイレ内の壁 壁の中の排水管、または給水管 水漏れ発生箇所を特定し、水道修理業者に連絡

水漏れしている箇所が、壁の中の排水管、または給水管である場合は、次のステップに進んで、どちらから水が漏れているのかを特定しましょう。

④水道メーターを確認する

水漏れの原因を特定するには、水を使用していない状態で、水道メーターの“パイロット”が動いているかどうかを確認してください。
パイロットとは、水道メーター内に設置されている、銀色の丸い部品です。

これが、時計回りに回転している場合は給水管から、反対に動かない場合は排水管から水が漏れているといえます。

ここまでの対処法で水漏れしている原因の箇所が特定できない場合は、パイロットを確認しましょう。

トイレの排水管の水漏れならふくおか水道職人へ

本記事では、トイレの排水管から水漏れする原因や、その対処法を解説しました。
トイレの排水管の水漏れには、いくつかの原因があり、それぞれ対処法も異なりますが、自力で対応できるのは、つまりによって発生した水漏れのみです。

水漏れは放っておくと、家屋の腐食や漏電といった二次被害を招くため、早急に対応する必要があります。

もし、水漏れの原因が排水管自体にある場合や、自力での解消が難しい場合は、専門家である水道修理業者に点検や修理を依頼しましょう。
ふくおか水道職人では、24時間365日相談を受け付けているので、水漏れをスピーディーに解消したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

監修者

監修者の写真

福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。

福岡のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ふくおか水道職人(福岡水道職人)」

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