急な水漏れ！保険は適用される？

水漏れトラブルに遭った場合、補償の対象となる保険があることをご存じでしょうか？ただし、すべての水回りトラブルに使えるわけではありません。水漏れで発生する思わぬ出費をカバーするためにも、どんな条件のもとに保険が適用されるのか知っておきましょう。

■水漏れトラブルの保険とは？

水漏れトラブルには、自宅で発生するものと、上階の住居から発生した水漏れによって被害を受けるものなど、さまざま種類があります。自宅で水漏れが発生した場合には「火災保険」が適用されますが、蛇口や浴槽、トイレといった水漏れ箇所の修理には適用されません。火災保険の補償対象となるのは、あくまでも水漏れによって被害が出た壁・床などの部分に限られます。

火災保険でも特約の少ない安いプランに加入している場合には、水漏れトラブルの際に満足な補償を受けることができない可能性が出てくるでしょう。火災保険に加入する際には、「水漏れ」が適用対象となる特約を必ず付加し、建物・家財どちらとも補償されるようにしておくことをおすすめします。

マンションなどの集合住宅にお住まいの場合、水漏れ事故の加害者になってしまうこともあります。その場合には損害賠償が発生しますが、火災保険の適用対象とはなりませんので、「個人賠償責任保険」に加入しておくと良いでしょう。この個人賠償責任保険は単体での加入はできず、火災保険や自動車保険などに特約として付加する形で加入できます。また、水漏れに関しても保険適用される場合に条件がありますので、内容をしっかりと確認してから加入するようにしてください。

また、被害者宅の損害部分について、個人賠償責任保険より補償される額ですが、それまでの使用で消耗してきた分を差し引いた「時価」となるのか、同等の新品を購入できる「新価」となるのかはケースによって異なります。

■保険が適用される水漏れトラブル

火災保険が適用されるのは、「水道管・排水管・給湯ボイラー・ガス湯沸かし器・トイレ・雨樋・浄化槽」といった、住宅に付随しているとみなされる給排水設備において水漏れが発生した場合です。そしてその水漏れトラブル発生が「本人の過失ではない」場合に限られます。

冬期には水道管の凍結予防対策をしている方も多いですが、予想以上の寒気に襲われた場合には破裂してしまうことも。給排水設備でこのような予想できない事故が発生し、水漏れトラブルに繋がった場合には火災保険の対象となる可能性が非常に高くなります。

■保険が適用されない水漏れトラブル

庭先に埋められている排水管をシャベルで叩いてしまい、ヒビから水漏れが発生したといった、本人の過失によるトラブルは火災保険の適用外となります。予想できる経年劣化や老朽化についても、きちんとチェックを行い、買い替えをしていれば防ぐことができたものですので、本人の過失と判断されます。

また、冷蔵庫、浴槽、洗濯機ホースからの水漏れは、単体での給排水設備とは見なされないため、こちらも火災保険の補償対象とはなりません。災害での逆流による水漏れは、自然災害に対応する「水災保険」では適用されますが、火災保険では適用されませんのでご注意ください。

■水漏れトラブルの保険申請はどうやってするの？

水漏れトラブル時に補償の対象となる2つの保険について解説してきましたが、実際に水漏れが起こった時には、以下のような順番で保険申請を行います。

1.自宅にて水漏れトラブルが発生
自宅で水漏れが発生した場合、タオルやバケツなどで応急処置をしながら、水道修理業者への連絡先を探します。マンションなど集合住宅の場合には、管理会社へ連絡すると業者への手配をしてくれたり、馴染みの業者を紹介してもらえたりすることが多いです。

2.水道修理業者へ連絡し、修理を依頼する
マンションでは階下の部屋へ水漏れ被害が広がる可能性もありますので、業者への修理依頼をより迅速に行います。この時に保険についても一言相談しておくと、必要書類などに関していろいろと教えてもらえる場合もあります。

3.水漏れ箇所を修理してもらう
プロの手でしっかりと修理してもらうことで、再度の水漏れトラブルを防げます。のちの火災保険申請時に必要ですので、事故箇所の写真をしっかりと撮影してもらいましょう。

4.保険会社へ申請連絡をする
加入している保険の会社へ連絡をすると、申請書や提出する書類などについて案内してもらえます。水漏れ原因や被害状況などにより必要となる書類が異なりますので、詳しく伝えましょう。

保険申請時に必要となる主な書類は、保険金請求書（申請書）、事故状況報告書、事故箇所の写真、修理見積書、領収書（＋保証書）、損害申告書、示談書（承諾書）、登記簿謄本（自宅の場合）などです。必要書類がきちんと揃っていれば、申請もスムーズに進みます。
保険に関しては業者が代理申請できるものではありませんので、代行してくれるという悪徳業者には気を付けましょう。

水道職人では、急な水漏れにも年中無休で対応していますので、もし水漏れを発見した場合には、24時間いつでもご連絡ください。事故箇所の写真など、保険申請に関する必要書類についても、できる限りお手伝いさせていただきます。

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監修者

福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。