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水のコラム

井戸ポンプの水が上がらない!業者を呼ぶ前に原因をチェック

2022年03月06日 水回り


「急に井戸の水が出なくなってしまった…」と困った経験はありませんか?

ご自身で井戸を修理したことのある人や詳しい方にとっては、原因の目途が立つかもしれませんが、ほとんどの方は原因が掴めないのではないでしょうか。

実は、井戸水が出なくなってしまう理由の中には、井戸ポンプの故障の他に、地下水位の変動や寒波といった環境によるもの、さらに井戸そのものに何かしらの異常が発生している可能性などさまざまなことが考えられるのです。

そこで今回は、井戸ポンプの水が上がらなくなってしまう原因や、井戸ポンプを交換するかどうかのタイミング、さらに交換の際にかかる費用などについてまとめてみました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

井戸ポンプの水が上がらない!原因は?

なぜ、井戸ポンプの水が上がらなくなるのでしょうか。井戸のポンプが上がらなくなる原因の一つに「季節による環境の変化」が挙げられます。

とくに「夏は問題なく稼働していたのに、冬になったら急に出なくなった」という場合は、地下水位の変動や凍結といったものが考えられます。

基本的に夏の方が、地下水は上昇するとされていますが、それに比べて冬になると地下水位が下がるので、その分地下水をポンプで吸い上げる水量が自然と減ってしまうのです。

また、真冬の寒波のタイミングで途端に井戸水が出なくなってしまった場合、井戸ポンプや配管内の井戸水が凍結することでも水が出なくなることがあります。

氷点下の気温が続くところに住んでいる方は、凍結が原因となることも少なくありません。もし、可能であれば寒波が到来する前に、あらかじめ蛇口を少しだけ空けて水を流し続けておき、パイプ内の温度を氷点下以上に保っておくと凍結予防になります。

1年を通して問題なく出ていたのにもかかわらず、徐々に井戸水の出が悪くなってきたときは、「井戸設備の異常もしくは給水管などの部品の破損」であることが考えられます。

たとえば、井戸ポンプを設置してから数年程度経過して、何らかの異常が見られたのであれば、井戸の中にある給水管の先にある、ストレーナーといわれる部品が詰まっている、または砂こし器の部分のメッシュに砂が詰まりすぎている可能性が非常に高いでしょう。

井戸ポンプ自体の耐用年数は、おおよそ10~20年だとされており、それを過ぎると劣化や故障が起きやすくなります。

したがって、これまで何の問題もなく動いていたのに急に水が出なくなってしまったのであれば、もしかしたら給水配管に亀裂や穴が開いているかもしれません。このように、一口に井戸のポンプが上がらないといった現象でも、さまざまな原因が考えられるのです。

井戸の種類によっては、数年に1度は井戸のメンテナンスを要するものもありますので、井戸ポンプや井戸設備にとくに何の問題も観られないようであれば、井戸本体に原因があると疑った方がいいでしょう。

もし「自分では原因がわからない」といった場合は、専門の業者にメンテナンスや原因追及を依頼することを検討してみてください。

この井戸ポンプ、交換すべき?交換のタイミングとは

井戸ポンプは一体どのタイミングで交換を検討するべきなのでしょうか?一般的に、井戸ポンプ自体の耐用年数は、前にも述べたように約10~20年程度だとされています。

日常的にどれくらいの頻度で使用しているのか、使い方や設置環境にもよりますが、10年~20年を過ぎれば劣化が起きやすくなるので、各部品の交換や砂といたものの目詰まりを取り除く作業が必要となります。

汚れや交換によって動作が再び戻る可能性もありますが、もしそれでもどうにもならないといった場合は、井戸ポンプ本体や配管の交換を検討した方がいいかもしれません。

ほかにもポンプの電源自体が入らない漏水といったわかりやすいトラブルが起きる、そこまで程度はひどくないものの「以前と比べて、明らかに水量や水圧が落ちたと感じる」「ポンプのモーター音が大きくなって、金属がこすれるような異音が聞こえる」といった場合もできるだけ早めに対処した方がいいでしょう。

配管にはとくに問題がなく、井戸ポンプのみ新しく交換するだけである場合、日頃からDIYに慣れている方ならそこまで難しい作業ではありません。しかし、もし配管に何かしらの問題があるのであれば、交換はかなり難しいものになりますのでプロの修理業者に依頼した方が安心です。

どこかの部分に詰まりが起きており、自分の手ではどうにもならない、ストレーナーの掃除やコンプレッサーなどを使用した作業も行ってくれるので、原因追及をしたい方や時間・手間などを抑えたいといった方にはおすすめです。

井戸ポンプを交換するべきタイミングは、わかりやすい異常が発生した時や、以前とは異なる音や使い勝手が変わったなどのサインが出た時がわかりやすいでしょう。耐用年数も考慮しながら、日々のメンテナンスをしてみてくださいね。

井戸ポンプの交換にかかる費用

井戸ポンプの交換に必要となる費用はどのくらいなのでしょうか。井戸ポンプの故障や劣化による交換をする場合、もともとあったポンプから新しいポンプに設置する作業が必要となります。

工事作業にともなう費用は、浅井戸であればおおよそ4万円~、それに加えてポンプ本体の価格と以前のポンプの処分費用などを合わせれば、全体的には10万円程度がおおよその相場です。

また、浅井戸を新設するのであれば、他に掘る作業も必要となるので、20万円からとされています。さらに、浅井戸と比べて水質や水量を安定して長期間、使用の継続ができるとされている深井戸では、100万円近くかかるとされているので、ある程度の予算はかかると見込んでおいた方がいいでしょう。

どういった状況なのか、依頼する業者によっても多少前後するため、前もっていくつかの会社に見積もりを依頼し、比較してみるのがおすすめです。

まとめ

今回は、井戸ポンプの水が上がらなくなる時に考えられる原因や井戸ポンプを交換するタイミング、さらに井戸ポンプの交換に必要となる費用の相場などについてご紹介してきました。

井戸ポンプそのものの耐用年数は、おおよそ10~15年程度だとされており、それに近づくと故障や劣化がしやすくなるといわれています。また、もしその年数に満たなくても、設置場所によっては、気温が下がりすぎる環境にあると、凍結や破損につながる恐れもあります。

それ以外にも「水量や水圧に変化が見られる」「明らかに変な音が鳴っている」といったトラブルが起きているのであれば、業者に依頼した方がいいかもしれません。

ポンプ本体の交換であれば、DIYに慣れている方であれば、対応できることもありますが「原因がよくわからない」「自分では対処できない」といった場合は、専門の業者にメンテナンスを頼んだ方が無難です。

さらに浅井戸や深井戸の新設をする場合は、交換に比べると費用が高くなりますので、もしそういった工事をともなう場合はある程度の予算を念頭に置いておくようにしましょう。いくつかの業者に見積もりを依頼しそれぞれのサービス内容や口コミ、費用などを比較してみる良いでしょう。

料金だけでなく、総合的なサービス力で業者を見極めるのがポイントです。安さだけで決めてしまうと、施工のレベルが低い業者にあたってしまう可能性が高くなります。

監修者

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福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。

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