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水のコラム

お風呂からする嫌な臭い!種類と原因と対処法を紹介

2022年10月14日 お風呂

浴室からする嫌な臭いに悩まされた経験はありませんか?身体を清潔にするはずの浴室から嫌な臭いがすると、とても不快ですよね。浴室を使うのもおっくになってしまいます。早急に対処してしまいましょう。

嫌な臭いにも種類があり、それぞれ原因と対処法が異なります。本記事では、お風呂で発生する下水のような臭い・卵が腐ったような臭い・カビっぽい臭い・汗のような臭いがしたときの原因と対処法を詳しく解説します。

お風呂から下水のような臭いがする際の原因と対処法

浴室で下水のような臭いがした場合、次の3つが原因として考えられます。

  • 排水トラップのトラブル
  • 排水口の汚れ

どの水回りにも、排水口には排水トラップが備わっていることが多いです。排水トラップは中に封水という水を溜めておくことで排水管から上がってくる害虫や下水の臭いの侵入を防ぐ役割があります。

この排水トラップにトラブルがあると、本来の役目を果たせなくなってしまいます。排水トラップは、排水口のふたとヘアキャッチャーを外すと現れます。排水トラップに異変がないか、封水が溜まっているかを確認してください。

見たところ排水トラップに異常がなければ、封水が足りない可能性があります。コップ一杯の水を流し入れて様子を見てみましょう。排水トラップが破損していた場合は、部品の交換が必要となります。

次に、排水口の汚れです。排水口は浴室の中でも1番汚れやすい箇所なので、放置しているとすぐに下水のようなドブの臭いが充満してしまいます。排水口汚れのもととなるものは、次の通りです。

  • 髪の毛
  • 皮脂
  • 石鹸カス
  • カビ

これらを放置していると、雑菌が増殖してヌメリの発生に繋がります。ヌメリが下水のようなイヤな臭いを発するのです。排水口の汚れによる臭いを解消するには、排水口を掃除しましょう。手順は次の通りです。

  1. 1.ゴム手袋を着用する
  2. 2.ヘアキャッチャーに蓄積されたゴミや汚れを除去する
  3. 3.取り外しができるパーツを洗う
  4. 4.排水トラップを洗う
  5. 5.水で排水口全体をしっかり洗い流す

汚れが蓄積した排水口は、見るにも耐えない状況になっているはずです。直接手で触るのは抵抗がありますよね。手荒れ防止のためにも、ゴム手袋を着用して掃除しましょう。ヘアキャッチャーには髪の毛や石鹸カスなどの汚れが溜まっています。

まずそれらを取り除いてください。排水口はふたやヘアキャッチャーなどが外せます。ひとつひとつ丁寧に歯ブラシなどで汚れを除去してください。ヌメリやヘドロのような汚れが細かい部分まで付着しているので、見逃さないようにしましょう。

排水トラップを外せない場合にも、歯ブラシなどで細かい部分までしっかり洗ってください。最後に排水口全体をすすいで汚れが見えなくなったら、取り外したパーツを元に戻して完了です。

なお、ヘアキャッチャーのゴミはこまめに取り除くようにしましょう。それだけでも、下水のような臭いが発生する頻度を抑えられます。

お風呂から卵が腐ったような臭いがする際の原因と対処法

浴室で卵が腐ったような硫黄臭がしたら、臭いの発生個所は風呂釜です。追い炊きは、浴槽のお湯を配管から風呂釜内に取り込んで温める仕組みです。浴槽のお湯にある皮脂や垢などが風呂釜や配管に蓄積され、徐々に汚れが溜まっていきます。

お湯を張ったときにお湯が濁っていたり、異臭がしたりしないか確認しましょう。濁りや異臭があった場合には、硫黄臭は風呂釜・追い炊き配管の汚れが原因であることが多いです。

風呂釜・追い炊き配管の汚れは、風呂釜用洗剤を使用して対処してください。風呂釜用洗剤は、ドラッグストアやホームセンターで手軽に入手できます。定期的に掃除すると効果的です。

お風呂からカビっぽい臭いがする際の原因と対処法

浴室内でカビっぽい臭いがしたときは、どこかでカビが発生しています。カビは見えない部分でも容赦なく繁殖します。特に浴室は気温が高く、湿気もあるためカビが発生するのに好条件が揃った空間です。

こまめに掃除しているつもりでも、一見目に見えない箇所の掃除はおろそかになりがちです。見落としがちなカビの主な発生個所は次の通りです。

  • ドアのサッシ
  • 風呂いすや風呂桶の裏
  • シャンプーなどのボトルの裏
  • 換気扇内部
  • 浴槽エプロンの内側

換気扇は、埃がたまりやすい場所です。ほこりがたまると換気扇の機能が弱まって、浴室内がよりカビの生えやすい環境となってしまいます。また、ほこりはカビの餌になるため、換気扇内部にカビが増殖している可能性も大いにあるでしょう。

内部にカビが繁殖した状態で換気扇を回し続けると、浴室内にカビのもととなる胞子をまき散らすことにもなります。換気扇のカビは嫌な臭いを発生させるだけではなく、衛生的に問題なので必ずチェックしましょう。

カビには塩素系の洗剤が効果的です。カビを見つけたら塩素系の洗剤で除去してしまいましょう。また、こまめな清掃だけではなくカビが生えにくい環境を保つことも大切です。換気扇は24時間回し、浴室を使用した後はドアを少し開けておきましょう。

お風呂から汗のような臭いがする際の原因と対処法

浴室で汗のようなモワッとした匂いがする場合は、日々の汚れの蓄積が原因かもしれません。定期的に浴室を清掃しているでしょうか。一見目には見えませんが、浴室の壁や床には皮脂や汗、垢などが付いています。

身体を洗った際に壁や床に皮脂や垢が混じった石鹸カスが飛び散り、そのまま付着しています。それらは時間が経過すると酸化し、やがて汗のようなこもった臭いを発するようになるのです。

浴槽の清掃はこまめにしている方が多いと思います。しかし、壁や床も定期的に掃除してください。マンションなどの集合住宅には浴室に窓がない家庭が多いかと思います。窓がないと光が十分に入らず、壁や床の汚れになかなか気づきにくい状況となります。

皮脂や汗、垢などの汚れは匂いを発するようになると酸化するため、アルカリ性の洗剤が効果的です。しかしアルカリ性の洗剤は刺激が強く、肌への刺激が強いものとなります。臭いが発生する前にこまめに掃除する際は、中性洗剤を使用しましょう。

皮脂や垢には、重曹を使用する掃除法もおすすめです。手順は次の通りです。

  1. 1.スプレーボトルに重曹小さじ2、ぬるま湯500mlを入れて混ぜ、重曹水を作る
  2. 2.床や壁全体に重曹水を吹きかける
  3. 3.汚れの状況に合わせて15分~1時間置く
  4. 4.お湯で全体を流す

頑固な汚れはスポンジなどでこすり洗いをしてください。また、掃除する際にはしっかり換気を徹底しましょう。

まとめ

ここまでお風呂で発生する下水のような臭い・卵が腐ったような臭い・カビっぽい臭い・汗のような臭いがしたときの原因と対処法を詳しく解説してきました。体を清潔にする場所であるはずの浴室が、嫌な臭いで充満していたら嫌ですよね。

特にカビっぽい臭いは放置することで健康被害にまで発展する場合もあるので注意が必要です。浴室で感じる臭いはさまざまあります。臭いの種類によって原因は異なります。

臭い別に原因が何なのかを把握し、原因別に適切な対処してください。どの臭いも、定期的な清掃で予防できます。普段目に入らない換気扇の内側やエプロンの内側も含めて、清潔にしておくのが大切です。

 

監修者

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福田マネージャー

《略歴》

2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。

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