水のコラム
【トイレ掃除を徹底解説】汚れの種類別に効果的な掃除方法をご紹介
いつも掃除しているつもりなのに、どうしても臭いや汚れがこびりつきやすいトイレ。そんなトイレの臭いや汚れが気になる方へ、トイレの掃除方法「基本編」「応用編」を解説します。掃除した成果が出るように、トイレ掃除の基本編をおさらいしましょう!
目次
■トイレの便器に付着する汚れの種類
トイレ掃除のなんたるかを知る前に、まずはトイレの便器に付きやすいのはどんな汚れなのか、特徴を的確に捉えることが先決です。トイレは常に水に触れている設備のため、白っぽい「水垢」が付きやすくなります。その水垢の正体は、水道水に含まれているミネラル分(カルシウム、マグネシウム)です。トイレで水を流し給水や排水が行われ、そのたびに便器が乾燥すると、このミネラル分だけが残り蓄積されてしまうのです。
便器が黄色くなっているのを発見したら、それは「尿石」汚れです。尿に含まれるカルシウムは固着しやすい物質で、どんどん蓄積していく性質を持っています。水垢の主成分と同じミネラル分ですが、こちらは尿による黄色も付いているため、できれば便器に固着させないようにしたい汚れです。
下水の臭いを封じ込めるために、便器内に常に溜まっている水の淵にできやすいのが「黒ずみ」です。水垢にカビ菌が混入することにより発生します。また、「ピンク汚れ」も、トイレに限らず風呂場などでもよく見かけるのではないでしょうか?こちらの正体は「ロドトルラ」と呼ばれるバクテリアです。
■簡単な汚れなら短時間で落ちる!基本のトイレ掃除
では、いよいよトイレ掃除の基本編に入りましょう。汚れは付着したらすぐに取る、が鉄則です!
準備するもの(すべてトイレ用)
- 中性洗剤
- ブラシ
- お掃除シート
掃除方法
- 1.中性洗剤を便器内にふりかけ、ブラシでこする。
- 2.お掃除シートで便器全体、床、壁をふく。
- 3.お掃除シートを便器内に入れて、流す。
水を流すレバーも菌が溜まりやすい場所ですので、忘れずに掃除しましょう。毎日ささっと行うだけで、便器の汚れもたまりにくくなります。
■頑固なトイレ汚れ!種類にあった掃除方法で落とす
毎日行うのは「負担にならない程度のトイレ掃除」ですが、すでに頑固な汚れがある場合には、こちらの応用編を参考にして汚れを落としましょう。汚れの種類に合った掃除方法をご紹介します。
<水垢が落ちないとき>
水垢はアルカリ性の性質を持っていますので、酸性の性質を持つもので中和すると落ちます。そこで利用するのが、酸性の洗剤やクエン酸スプレーです。
準備するもの
- 雑巾
- 酸性洗剤 / クエン酸水スプレー(水200mlに対し、クエン酸小さじ1/2をまぜる)
- トイレットペーパー
掃除方法
- 1.雑巾で便器内の水を吸い取る
- 2.酸性洗剤 / クエン酸スプレーを水垢汚れにまんべんなくかける
- 3.トイレットペーパーで1~2時間、パックする
- 4.レバーを回して洗い流す
<尿石が落ちないとき>
水垢と同じ主成分を持つ尿石も、酸性の洗剤やクエン酸スプレーで落とすことが可能です。また、尿石専用の除去剤を使う方法もあります。専用の除去剤であれば、頑固な尿石も簡単に落ちますし、ホームセンターやネット通販などで手に入れることができます。
上記の方法でも落ちなかった場合には、軽石やサンドペーパーで削るという最終手段で挑みましょう。便器がキズつく可能性もありますので、なるべくなら上記の方法で済ませたいものですね。
準備するもの
- 軽石 / サンドペーパー
- 雑巾
掃除方法
- 1.酸性洗剤・クエン酸などで、尿石をやわらかくする
- 2.軽石やサンドペーパーで様子を見ながら削る
- 3.濡れた雑巾でふき取る
- 4.レバーを回して、カスを洗い流す
<黒ずみが落ちないとき>
黒ずみはカビが混入している汚れですので、塩素系漂白剤で落とすことができます。塩素系漂白剤を黒ずみ部分にまわしかけて、2~3分待ち、最後に流すだけです。
他にも、クレンザーをブラシにつけて黒ずみをこすって落とし、流すという方法もあります。
<ピンク汚れが落ちないとき>
バクテリアが原因のピンク汚れは、重曹スプレーで落とせます。
準備するもの
- 重曹スプレー(ぬるま湯200mlに対し、重曹大さじ1をまぜる)
- ブラシ
掃除方法
- 1.重曹スプレーをピンク汚れに吹きかける
- 2.ブラシでこする
- 3.レバーを回して洗い流す
ピンク汚れの撃退は、「トイレクリーナー+殺菌」という方法も有効です。まずはトイレクリーナーをピンク汚れにまわしかけて2~3分待ち、水で流します。そのあとに漂白剤や消毒用エタノールなどを使って殺菌することで、ピンク汚れ発生の予防になります。
■それでも汚れが落ちないときは便器交換を検討しよう
ご紹介した基本編、応用編の掃除方法でもトイレの汚れが落ちない場合は、別の視点から考えてみましょう。便器の寿命は10~15年だといわれています。内部のパッキンが劣化したり、掃除のたびに付くほんの小さなキズに便器汚れが潜り込んだりして落ちにくくなってくるのです。こうなると、汚れだけでなく臭いも消えにくくなりますので、便器の交換を検討することをおすすめします。
毎日何度もお世話になるトイレは、汚れや臭いがつきやすいからこそ、こまめに掃除することが大切です。
トイレのトラブル、便器の交換をお考えの際には、弊社までまずはお気軽にご相談ください。状況に合わせて、さまざまなご提案をさせていただきます。
監修者
福田マネージャー
《略歴》
2018年に株式会社 N-Visionに入社し水道メンテナンス業務を行う。
業界歴は7年で現在年間600件ほどの対応を行う。つまり・水漏れのトラブル解決のプロフェッショナルです。
修理完了後も安心してご利用いただける環境づくりに努めております。
福岡県でつまり・水漏れでお困りでしたらふくおか水道職人にお任せください。
福岡のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「ふくおか水道職人(福岡水道職人)」
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